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「いや、俺の自由なバレーはどこにあるかな？って」
蛍「前に僕に言ったよね？影山にわがまま言えって」
「…おん」
蛍「Aも言えば？」
「え、言ってないか？」
蛍「言ってるのは自分が跳べる選択肢の話、これから言わなきゃいけないのは跳びたい選択肢の話」
「…なるほどな」
山口「日向が自由に跳んで影山が合わせてるって形をAもすればいいんだよ」
「…想像できない」
蛍「まぁ明日も練習あるんだし言ってみれば？」
「…おう」
蛍「そろそろ寝るよ、もう眠い」
山口「そうだね」
「ごめんな、ありがとう」
二人に話を聞いてもらえて明日少し飛雄と話してみようと思った
次の日の自主練が始まり飛雄を捕まえられたので話を持ちかけた
「飛雄」
「なんだ？」
「トスの事なんだけど」
「？？」
「俺が打ちたいトスを上げて欲しいって言ったらどうする？」
「どう言う事だ？」
「俺のジャンプに合わせて欲しい」
「日向みたいにって事か？」
「うん」
「いいけどなんでだ？」
「俺、自由なバレーがしてみたい」
「自由？」
「飛雄のトスを打てるスパイカーから、飛雄がトスをあげたくなるスパイカーになりたい」
「Aが何を考えてるのか知らねえけど、��勝ちに必要��なトスならいつでもあげるぞ」
「…ありがとう」
「？おう」
��勝ちに必要��…か
その一言に萎縮してしまいそうな自分がいた
蛍「……………」
山口「…まだ、無理かもね」
蛍「Aの中にある王様の言う事は絶対、みたいな呪縛が解けない限り無理かもね」
その後は何も言い出せず、サーブや超インナースパイクなど普段通りの自主練をした
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作者名：まー | 作成日時：2023年4月14日 11時
