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成田さんがバックラインに立った時、声をかけようと振り向くとベンチで飛雄がアップをしている姿が目に入る
「ナイッサー！！」
早く戻って来い、お前のトスを打たせろ……飛雄
成田さんのサーブは大平さんに決められ、白鳥沢サーブで攻防戦の後に西谷さんからのトスが上がる
白布さんがストレート意識で締めてきたので、真ん中にいる天童さんに警戒しながらブロックアウトを狙いつつアタックラインにスパイクを打ち込んだ
「「「ッシャアアアア！！」」」
そしてこのタイミングで飛雄と菅原さん交代の指示が出た
日向「バテ山君はやっと復活ですか？」
影山「…後頭部に気をつけろよ」
日向「………」
「おせえよ」
影山「うっせ」
飛雄がいつになく集中してサーブルーティーンを始めたので、サービスエースを期待して前を見る
今日一番のサーブが打ち込まれギリギリで拾われたボールはそのまま烏野コートに返ってきた
影山「オーライッ！」
サーブ後すぐにセットに跳び、そのまま日向の真下打ちが決まった
日向「オアアアア！！」
「ナイスセット、ナイスキー」
日向「気持ちいい！！」
飛雄は自分でセットしておきながら急に神技速攻に走り込んできた日向の事を驚きながら見ていた
「どうした？」
「いや、普通の速攻でいけると思ったのにわざと突っ込んで来やがった」
「日向からしてみれば待ちに待ったボールだからな」
「危ねえだろうが」
「って思うなら逆によく合わせたな」
「あいつには負けらんねえからな」
「怪我しなくてよかったよ」
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作者名：まー | 作成日時：2023年4月14日 11時
