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大平さんに取り返されるものの日向のワイド移動攻撃の囮もあって烏野が再び王手になる
月島「日向に目の前チョロチョロされるの、ホントムカつくんだよね」
「右に同じく」
山口「？？」
このタイミングで白鳥沢が初めてTOを取り、明けてすぐに飛雄のサーブから始まる……が、ネットにかかってしまった
そして白鳥沢がピンチサーバーで瀬見さんを出してくる
「ここで瀬見さんか…」
菅原「あのピンサー知ってんのか？」
「元々セッターなんですけど、鷲匠監督の色に染まれなかったらしくてベンチみたいです。ただ、セッターの技術は多分白布さんより上です」
菅原「本当色々な選手揃えてんな」
日向の神業速攻がすぐに決まって瀬見さんのサーブは2本で逃れることが出来た
その後もお互いに譲らないシーソーゲームが続き、29-29まできた
次のゲームで烏野が同時多発位置差攻撃をしかけついにマッチポイントになる
「ここで決めれないと苦しいぞ…」
蛍の合図で壁を作り牛島さんの攻撃をストレートに流す
そして次の瞬間、白布さんに少し焦りが見られた気がした
「けい！！！」
俺は思わずベンチから蛍の名前を叫ぶ
月島「(分かってるよ……ほんの僅か、いらだちと焦りを含んだ綻びを��まってたよ��)」
「っ！！！」
ずっと綺麗に揃っていた旭さんと蛍の壁に少しの隙間が出来る
その隙間を牛島さんは見逃さず、また蛍もそのチャンスを見逃さなかった
「…ハマったな」
この試合が始まって初めて、牛島さんのスパイクをブロックで阻止した
そして阻止した蛍は今まで見せたことのない気迫で得点を喜んでいた
「「「「ぅあああアアアアア！！！」」」」
蛍、やっぱお前最高だ…
ベンチで俺はまた泣きそうになった
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作者名：まー | 作成日時：2023年4月14日 11時
