烏野の理性と本能の中間管理職 3【男主】

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合宿最終日まで負けっぱなしの俺たちだったが、最後の梟谷との試合の前にキャプテンからお昼ご飯にBBQができると聞いてみんなのテンションが一気に上がる


「試合前の士気上げには成功だけど、皆さんよだれ拭いてください」

烏養「ここらで一発気持ちよく勝って、うまい肉を食おうぜ」

「「「おっしゃあああー！！」」」


ゲーム開始早々に蛍が木兎さんのスパイクを止めようと手を出したが、ブロックアウトになる

俺も負けじと黒尾さんに教わったブロックを構築する

そして相手からのサーブで西谷さんがいいレシーブを上げると、日向にトスが上がる

誰もが綺麗に上がったトスを見て速攻を警戒していたが、日向は嘲笑うかのようにフェイントをかました


「「「！？フェイントー！！」」」

木兎「フェイントだとー！！」

赤葦「木兎さんが教えたんじゃないですか」

木兎「……」

影山「お前アタマ使ったのか？熱出るぞ…？」

「飛雄失礼すぎ。にしても昨日教わって今日実践できるのスゲーな」

日向「…だろ？！」

「なんで決めた日向が一番びっくりしてるんだよ」

日向「木兎さんが昨日言ってたスパイクとは違った気持ちよさが分かった気がして…」

「なるほどな」

澤村「負けっぱなしのこの遠征…せめてこの合宿メンバー中最強の梟谷から、1セットもぎ取って帰ろうや！！」

「「「っしゃあ！！」」」


キャプテンの一言で気持ちが引き締まった

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