烏野の理性と本能の中間管理職 3【男主】

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東京に着いてバスから降りると日向が研磨に東京タワー？と鉄塔を指差しながら聞いていた


黒尾「なんなの宮城には鉄塔ないの？あの会話デシャブるんだけど」

澤村「東京にある鉄塔は大体東京タワーに見えるんだよ地方人は！」

菅原「おい暴言。あとここ埼玉な？」

影山「(東京タワーじゃないのか…？)」

「東京タワーじゃないぞ」

影山「！！…A」

「あれは鉄塔、東京タワーは埼玉県じゃなくて隣の東京都な？」

影山「わっ、分かってる！」

「今度遊びに行けるといいな」

影山「東京にか？」

「おん。練習じゃなくてプライベートで」

影山「誰とだ？」

「え？飛雄と以外ある？」

影山「っ！……ない」

「だろ？楽しみだなー」

影山「おう(…なんかムズムズする)」


全員で荷物の片付けをしてから体育館に向かうと、前回と同様のチームがもう揃っていた

そして今日久しぶりに日向と飛雄が同じコートに入ってゲームをする事になったが、いまだに2人は会話をしようとしていなかった


谷地「…………」

「大丈夫だよ」

谷地「え？」

「気になるよな、でもあいつらの事だから大丈夫」

谷地「…うん」


俺も心配ではあるけどお互いが見えないところで努力してる事を知っていたから、今回の合宿で前みたいになれると信じてる

試合が始まると2人は面白いくらい噛み合わなくて、ベンチで見守りながら思わず笑ってしまった


「ふははっ！」

山口「？！…どうしたの」

「あいつらの競争心面白いなって」

山口「？？？」

「この合宿、俺らも置いてかれないようにしなきゃな」

山口「うん！」


しかしジャンプサーブも西谷さんのトスもシンクロ攻撃も素晴らしく噛み合わず、当たり前だけど負けた

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