Story88 ページ41
リド「ボクが…間違っていた…？そんなわけ…ない、よね…お母…様？」
魔力が弱まってきた…
A『今なら！』
私はゆっくりとリドルさんに近づく。
ユ「！？危ないA！」
エ「おいっ！？」
デュ「何を考えてるんだ！？」
グ「危ないんだゾ！」
ケ「Aちゃん！？」
トレ「戻れ！？A！！」
大丈夫…絶対に…
A『ルーンたちよ…集え！』
キュオオオォン！
エ・デュ・グ「「「おわっ！？」」」
トレ「光が…」
ケ「一帯を包み込んでる…」
ユ「暖かい…これがAの力…？」
リド「…ッ！！？」
ーーーーーー★ーーーーーー
〜記憶〜
★
【ボクは、ずっと真っ赤な苺のタルトが食べてみたかった】
【たまに通りかかるケーキ屋さんのショーウィンドウに飾ってある宝石みたいなタルト】
★
【分刻みで詰め込まれるありとあらゆる学問。出来なければ出来るまで延長される学習時間】
【でも、これがボクの『普通』だった】
★
【トレイとチャーニャと遊ぶのはすごく楽しかった。知らないこと、やったことない遊び、2人はたくさん教えてくれた】
【それから1日1時間だけの自習時間は毎日お母様に内緒で部屋を抜け出した】
★
【真っ白なお皿に乗った真っ赤なタルト。ボクにとってはどんな宝石より輝いて見えた】
【一口食べたタルトは、すごく甘くて食べたことないくらい美味しくて…】
【ボクは一口ずつ味わいながら夢中になって食べた…時間を忘れて】
★
【ルールを破れば楽しい時間まで取り上げられてしまう】
【お母様のルールは絶対に守らなきゃ。この街で1番優秀なお母様はいつでも正しいはずだから】
【でも…ねぇ、ママ。なんでだろう？何故かとっても胸が苦しいんだ。】
【お誕生日だけでいいからいっぱいタルトが食べたい。お外でいっぱい遊びたい。もっといっぱい友達が欲しいよ】
【教えて、ママどんなルールに従えばこの苦しさは消えるの？】
？「うぅっ…ひぐぅ…」
赤髪の小さな男の子…
A『リドルさん…もう帰りましょう？みんなアナタを待っていますから…一緒に謝りましょう私も一緒に謝ります』
リド「……うん。ありがとう…」
さぁ。私の手をとって…
A『"ーーー"』
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ｲﾅﾘ☆(プロフ) - 律さん» 応援、訂正コメありがとうございます！訂正は早めにさせていただきます (2021年5月2日 20時) (
レス) id: f402626f4f (このIDを非表示/違反報告)
律 - 読ませていただきました、面白いです！！ただ馬の名前はヴォーパルです。 (2021年5月2日 17時) (レス) id: 36990451b2 (このIDを非表示/違反報告)
ｲﾅﾘ☆(プロフ) - サージ・オーパルさん» 応援コメありがとうございます！コレからもよろしくお願いします！ (2021年2月7日 7時) (レス) id: f402626f4f (このIDを非表示/違反報告)
サージ・オーパル - 面白いお話ですね♪これからも投稿頑張ってください！もちろん自分のペースで、ですよ。 (2021年2月7日 1時) (レス) id: b331457550 (このIDを非表示/違反報告)
hiryobi797(プロフ) - omosiroidesu (2021年1月16日 12時) (レス) id: 2afc40979c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イナリ☆ | 作成日時：2021年1月3日 7時
