Story45 ページ47
グリムが黒い石をスンスンと匂う。
グ「なんだかコレ、すげーいい匂いがするんだゾ…」
A・ユ「『え?』」
エ「うそだあ!?」
グ「アイツが隠し持っていた飴ちゃんかもしれねーんだゾ!うぅ〜っ、我慢できない!」
黒い石炭みたいなのが飴ちゃん?しかもいい匂いするの?
嫌な予感…まさかとは思うけど。
A『グ…グリム?』
グ「いただきまーす!あぐっ」
ユ「あっ、ホントに食べた!?」
A『コラ!ペッしなさい!ペッ!』
グ「ゔっ…!!」
デュ「おい、大丈夫か!?」
エ「あーあ。そんなもん拾い食いするから〜」
だ…大丈夫なの!!
グ「う…ううう…っっっうんまぁ〜〜い!!」
エ・デュ「「えっ!?」」
A『……なんてコト』
ユ「うそ……」
グ「まったりとしていてそれでいてコクがあり香ばしさと甘さが舌の上で花開く…まるでお口の中がお花畑だゾ!」
わあ、スゴい…
最近のモンスターって食リポできるのね!←
エ「げーっ!やっぱモンスターってオレたちとは味覚が違うの?」
デュ「…かもしれないな。というか…落ちている得体のしれないものを口に入れること自体ほとんどの人間はやらない」
ユ「モンスターって雑食なんだなぁ…」
A『私が知っているところ、拾い食いしてるのを見たのはグリムが初めてよ…』
ユ「……本当に大丈夫かな?」
私たちは得体のしれないものを食べたグリムを見る。
グ「がっはっは!美味美味!心配しなくても、オレ様はオマエたちと違ってそんなヤワな腹してねぇんだゾ」
この時はまだ分からなかった
コレから起きる物語を…
運命の歯車が動き出していた事を…
そして、後に後悔するだろう…グリムに真っ黒な石を食べさしてしまったコトを…
今の私たちは知る由もない。
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作者名:イナリ☆ | 作成日時:2020年12月18日 20時