年下のおとこのこ 2

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「ぬなー洗いもの終わった」

「ありがとー助かった！」

「ううんーパパ修行だからいいの」

「ふふっ、うぉぬくん、パパになる前に、しなきゃいけないことたくさんあるのに」

「えっちしなきゃってこと？」

「なっ…！ちっっっがう！！」

なに言ってるのこの子！！！！！！

「そうじゃなくて！ほら、うぉぬくん就活終わってるし、就職先決まってるけどさ、まず、卒業しなきゃでしょ？あと1年は学生頑張らなきゃ。それから、ある程度立派になるまで働いて、それで…」

「ぬな」

「それで…」

「ぬなってば。 こっち見て」

「はい…」

「俺のことは心配しなくていいから。…ぬなは、ゆっくり花嫁修行してくれたらそれでいいから。」

「…」

「年下だけど、子供じゃないよ？俺」

「うぉぬくん…」

「頑張るよ、俺」


目を細めて照れ笑いするうぉぬくんは、たしかに年下だけど、もしかしたらわたしよりももっと、将来のことを考えてくれているのかも知れない。

「ぬな」

「はい」

「もうすぐ1ヶ月じゃん」

「あ、うん、あと2日だよね」

「その日の夜、ビーフシチュー作ってくれない？」

「へ？」

「あの日と同じやつ。」

「あ…！あぁ、！うん、わかった」

「お家でお祝いしよ。」

「そうだねっ」

「ん、もう遅いし、お風呂はいって寝よっか」


1ヶ月記念日…か…

何か特別なことしたほうがいいよね…



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