年下のおとこのこ 2

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「ただいまー」


あれ、うぉぬくん居ない、

わたしの家かな。


「…ただいまー」


「ぬな！おかえりなさい」


お互いの家を行ったり来たりしているから

うぉぬくんが自分の家にいないことも多い。


「ん、ただいま。うぉぬくん今日どしてこっちいるの？」

「ご飯作った！」

「え！」


言われてみればいい匂い！！


「俺んちよりぬなの家の方が料理しやすいからキッチン借りた」

「あ、それはぜんぜんいいんだけど！」


甘えん坊のうぉぬくんがごはん作って待っててくれるなんて、嬉しい…！！



「カルグクスだよ〜〜はやくたべようぬな！」

「え、うん！たべる！コート脱いでくる！」


わたしが部屋着に着替えている間も、うぉぬくんはパタパタとスリッパを鳴らして、晩ご飯のセッティングをしてくれている。




「「いただきまーす」」


「…んーー！おいしっ！」

「ほんと？よかったー！」

「ほんとほんと！うぉぬくん上手！」

「へっへーでしょー」

「でもどうして急に？」

「…ぬな毎日忙しいのに、朝も夜もごはん作ってくれるから、

俺もぬなのためになんかしなきゃなって」

「……うぉぬくん」

「だって俺もう週に2回しか学校ないし！午前中だけで終わるし、なんていうか、奥さんが働いてるのに旦那がなんもしないなんて、だめかなって」

「？！お、奥さん…」

「あ、将来的な話ね。」

「しょ、しょうらきてきな…」

「未来を想像したら、家でなんもしないだめだめな俺が見えた…」

「まあ、なまけものだもんね…」

「ぬな、うるさいよ笑 だから、いい旦那さんになるために修行を始めたのです」

「ふふっ、 そっかそっか、素敵な旦那さんになってね」

「うん、そんで、素敵なパパになる」

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