年下のおとこのこ 2

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はぁ……もう、もう、もう！！！！




「うぉぬくん！！！！起きて！！！！」



「ん〜〜」



「起きて起きて起きて〜〜！」



「ぬなぁ〜〜……ねむい…」


ぐっ、かわいい…！
寝起きうぉぬくんは今日もとってもかわいいけど！




「わたしもう会社行くからね？ご飯ちゃんとたべて、1限行くんだよー？！」


「おこして…」


上半身を起こしたうぉぬくんは、眠たい目をこすって赤ちゃんみたいなことを言う。


あぁ、かわいい。

年下って感じ。


って！惚れ惚れしてる場合じゃない。


もう〜〜！


「ほら、おはよう、おきて？」


腕をつかめば素直に立ってくれ…

たのはいいけど…


「うぉぬくん、わたし、仕事…」


朝からぎゅうっと力いっぱいのハグ


「あ、ぬな、今日のピアスかわいい〜」


耳にかかっていた長い髪を後ろにやって、
にこにことわたしの耳を眺めるうぉぬくん。



「ありがとう、うぉぬくん、ぬなそろそろ行かなきゃだから…」


体を少し離してそう言えば、近づいてくる綺麗な顔。



あぁ、遅刻する。


わかってるのに、目を閉じちゃうのは、
私が彼を大好きな証拠。




「んっ、…うぉぬくん！仕事いってくる！」

「さみしー」

「もう、ちゃんとごはん食べてね？」

「うん、いってらっしゃいぬな」

「いってきます」

「ぬな」

靴を履いて振り向けば

チュッと、かわいいキス。

「お仕事がんばって」



年下の彼は、朝からとっても甘いです。

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