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わかりやすいくらいのこの状況下。
おそらくキャスターのマスターは時計塔の者だろう。
こういった"空気"をもつ者はいつだってあそこの者どもだ。
ここへきても、当然此奴らが関わってくるのか。と１人溜息をつけばまずはランサーへと敵意がないことを示すべきだろう。
「ランサー。私はアサシンのマスターだ。自己紹介はまた後程。割って入った手前、このまま引き下がるというのも無責任な話しだ。貴殿さえよかったら、私も共に戦っても良いだろうか？」
いくら将来的に敵側にまわる相手といえど、相手はこの世界のどこかで偉業を成した英霊なのだ。
これくらいのことは当然の礼儀というもの。
そんな彼女を凝視した後、先に声を発したのは意外にも隣で興味深そうにこちらを見つめる学生であった。
「いいんじゃないかな。今は、ひとりでも多いほうがいいだろうし。それに、君と共同戦線っていうのも面白そうだ」
「え？」
「おい。またお前はなにを勝手なことをいっているのだ…そもそも、碧。お前は私たちとはなんの関係もないだろう？！」
「でもアイリスもそう思うでしょ？」
「わ、私もそう思う。碧くんになにかあったら申し訳ないし…あの、力を貸してくれませんか？」
「むっ…全く、お前は少しは人を疑うことを覚えなくてはならないようだな…」
「ああ、喜んで。君の助けになろう。それから君もな…？」
「？」
学生を見据えればどこか既視感を感じる顔立ちに首を傾げるシャーロット。
"橘碧だよ。よろしく"と微笑んでみせる彼に自身の名を告げたところで、キャスターの索敵にかかったのか降りかかる攻撃に散開する一同。
「ねずみか、お前ら。わちゃわちゃ群れやがって。隠れてないでさっさとでてこいよ。まあ、こうやって追い詰めるのもそれはそれで楽しいがな？そろそろ飽きてきた」
「この人数差の不利的状況！とてもいい！高まりますねぇぇぇぇぇ」
「お前も大概だな、キャスター。まあいいが…っと、やっとでてきたか」
「師匠、アイリスをよろしく」
「は？お前、なにを考えて」
「僕は彼女と肩を並べてみたいんだ。師匠はまたあとでね」
「君は大概変わっているようだな」
「そうかな？…とにかく、僕の獲物は"これ"だ。僕が斬りこんで君が仕留める。そんなところでどうかな？」
「…いいだろう。君に私の主張は通じなさそうだしな」
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松雪(プロフ) - 白雪さん» コメントありがとうございます。頑張らせていただきますね。 (2020年7月31日 9時) (
レス) id: ab18fde111 (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 面白いです!更新待ってます! (2020年7月10日 2時) (レス) id: 567a821487 (このIDを非表示/違反報告)
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