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14. ページ14
智side
足でキュッとボールドされてて、降ろそうにも下ろせない。抱いたままソファーに座って、首に埋められている頭を撫でる。
「大きくなったね〜。重たいわ。」
とは言えども、小学3年生にしてはだいぶ小さい。
トントンと背中を撫でているうちに、俺もウトウトしてきちゃった。そろそろ意識が飛びそうだった時、インターホンが鳴った。
潤『おまたせしました〜』
「悪いね、上がって、」
潤『あれーこれはちょっとまずいな。汗びっしょり。』
俺の背中に回り込んだ潤はそう言って翔を渡すように頼んだ。潤に渡してやっと見えた顔は真っ赤で、計らなくても熱があるのが分かる。
潤『とりあえず熱計って…一回起こすか』
ソファーに寝かせて、翔の肩を叩く。
「翔〜、一旦起きて、お水飲もう?」
翔『…んぅ…いななーい…』
潤『お熱だけ計らせて?お耳でいいからね』
最近の体温計は一瞬で、ピピピと鳴ったそれの画面には、38.7の文字。久しぶりにやばいかも…
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作者名:mizu | 作成日時:2017年9月9日 22時