The Story of Us (ページ17)

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1 ＊VERY NICE ジュンページ17

「今週の日曜日、一緒にどっか出かけない？」

玄関で靴を履き替えている彼女を思い切って誘ってみた

そんな彼女の名前はAちゃん

僕の好きな人だ

「うん、いいよ！どこに行くの？」

「あ、えっと...暑いし、水族館とかどう？」

そう、僕は昨日一大決心をした

Aちゃんをデートに誘って、そこで伝えるんだ

君が好きだって

「いいね、水族館！私イルカショー見たいなぁ」

そう言って微笑むから、クラクラしてしまう

僕はどうしようもなく、君に夢中みたいだ

翌朝、いつもは目覚まし時計が必要なのに、パチっと目が覚めて

早くAちゃんに会いたくて、急いで支度をして

外へ出ると一面が花畑のように見える

ふと空を見上げると、清々しいほどの青空で

Aちゃんの笑顔にそっくりだなぁ、なんて思ったり

約束した時間よりもかなり早く着いてしまったけれど、彼女を待つ時間は全然退屈じゃなかった

「ジュンフィくん！」

後ろから可愛らしい声がして振り返ると

夏らしい白いワンピースにスニーカーを履いて、髪を緩く後ろでまとめたAちゃんが手を振っていた

一言で言うと、可愛すぎる

ほら、通り過ぎる男たちがチラチラと君を見ている

「ジュンフィくん、ごめん。もしかして遅れた？」

「え？いや、そんなことないよ。僕が早く来すぎただけ」

少しでも男たちが見ないように、そっと彼女の日陰になる

「すっごく可愛いね」

本当のことを言うと、少し恥ずかしそうに俯くから

ちょっと期待してしまうじゃないか

「じゃ、じゃあ行こうか」

「う、うん！」

なんだかドキドキしてしまって、Aちゃんの顔が見れない