大人な子ども

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「あの、さっきはありがとうございました」


無事にミンギュくんの誤解も解けて、リビングに戻る廊下でジュンフィくんに改めてお礼を言う


JN「いえいえ、こちらこそごめんね。いきなり抱きしめたりして...」


「え！そんなそんな！ノックもしないで勝手に開けた私が悪いんだから！謝らないで！」


そう、すべて私が悪いのだ


今度からはちゃんとみんなの話を聞こう



CN「あ！Aヌナ！こっちに来て一緒に遊びません？」


みんなお風呂から上がり、リビングで洗濯物を畳み終えてオレンジジュースを飲みながらボーッとしていると、マンネのチャンくんがみんなと人生ゲームをしていた


「するするー！人生ゲームなんて久しぶりだなぁ」



人生ゲームには、ミンギュくん、ジフンくん、ソクミンくん、チャンくんが参戦している


MG「俺、この青い車ね！」


「じゃあ私、この赤い車ね！」


SM「ちょっと！借金まみれなんだけど！？」


JF「フッ、さっきあんな大きい家買ったからだよ」


CN「ちょっ、僕の家庭子ども産まれすぎて車に全員乗らないんですけど」


久しぶりの人生ゲームはかなり楽しくて、時間を忘れて没頭


職を失い、借金まみれになって絶望してるソクミンくんを横目に隣に座っていたチャンくんが私に耳打ちをしてきた



CN「ねぇねぇヌナ、お願いがあるんだけどいい？」


「うん、どうしたの？チャンくん」




CN「...僕のこと、チャニって呼んで」



少し恥ずかしそうに目を伏せる



「うん、わかったよ。チャニ」



そう呼ぶと、チャニはすっごく嬉しそうに笑って、また人生ゲームを始めた


ああ、守りたい、この笑顔


弟のように思えてきて、すごく可愛らしい



JF「よっしゃ、俺一位！」


SM「僕、結局無職で終わったんだけど...」


うっすらと涙を浮かべるソクミンくん


「あー、楽しかった！久しぶりに遊んだよ」


MG「そっか、A、ずっと勉強してたんだっけ？またいつでもゲームしようよ」


「うん、ありがとうね！また誘って！じゃあ、もう遅いし、寝ようか」



辺りを見ると、他のメンバーはもう部屋に戻って眠っているらしい


CN「Aヌナ、おやすみなさい」


部屋に戻るとき、チャニが少し眠そうな顔で振り返る


「おやすみ、チャニ」

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