大人な子ども

33__ミンギュside__ ページ33

夜中に目を覚ますと、いつもなら同じ部屋で眠るジョンハニヒョンがいないことに気づいた


トイレかな？とも思ったけれどなかなか帰って来る様子もなく、なんとなくだけど、モヤモヤとしていた



だから朝、リビングにヒョンとAがいて、大きい声で聞いちゃったんだ

そしたらヒョンは、昨日はAと一緒にいたなんて言うから



なんだろう


なんだろう、この気持ち


すごく、苦しい



ジョンハニヒョンの、なんでも見透かしてるこの顔が、すごく嫌だ


必死に弁解するAを黙って見つめるけれど、そうやって慌てるのがまた怪しく感じて


MG「...本当に、付き合ってないの？」


やっと喉から出た言葉は、こんなこと



俺、どんな顔してる？

うまく表情管理できてる？


なんでこんな気持ちになるのか、今はまだわからない


だけど、Aの口から2人は付き合ってないと聞いた時、すごく嬉しかった



「ミンギュくん、何かあったの？」


そう聞かれて、ハッとする

そんなに怖い顔してた？俺


MG「何も？俺寝起き悪いからさ〜」


もっともらしい嘘と笑顔でその場をやり過ごす



そっか、と言いながらジュニヒョンのところへ行ってしまったA



ああ、モヤモヤする

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