大人な子ども

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「はーい、みなさん起きてくださーい！朝ですよー！って、何やってんの！？」



勢いよく扉を開けて入ってきたのは救世主スングァンくん


「ちょっとヒョン達！Aが苦しそうです！離れて下さい〜！」


まだ覚醒していないミンギュくんと、もうすでに目が覚めているジョンハンくんの腕の中から私を救出してくれたスングァンくん


「なんだよ〜、朝から元気だなぁ」


「元気だなぁって！違うでしょ！あんた達まだAが子どもだから良かったけど、夜だったらと思うと...！てか、なんでジョンハニヒョンはミンギュヒョンのベッドに寝てるんですか！」



お母ちゃんみたいな説教をするスングァンくん

それ。私も思ったんだけど、なんでジョンハンくんがいるの？



「なんか肌寒くてさ〜、みんなでくっついて寝たほうがあったかいじゃん？あ、もうこんな時間だ〜。顔洗ってくる」


これ以上スングァンくんに何か言われるとめんどくさいと思ったのか、ジョンハンくんは颯爽と部屋を出て行った


「もー、ヒョンはこれだから...。あ、Aヌナ、おはよう」


この姿でヌナって違和感あるなぁ


ぷりぷりと効果音がつきそうな怒り方をした後、スングァンくんは私を見て笑顔で朝の挨拶をする


「もー、ミンギュヒョンも早く起きてよ。いつも寝起き悪いんだからさ...」


困ったように眉を下げたスングァンくん


「ミンギュくん！朝だって！スングァンくんも困ってるよ〜」


私が気持ちよさそうに眠るミンギュくんのお腹を揺さぶると、少し目を開ける


「ミンギュヒョン！起きろ！他のメンバーはもうみんな起きましたよ！残るはヒョンだけだ！」



すると突然むくっと起き上がったミンギュくんは、寝癖のついた頭をかきあげて私の手を繋いで部屋を出た


「...なんかいつもより寝起きいいじゃん。いつもこれくらいスムーズに起きてくれればなぁ」


私たちの後ろをついて歩くスングァンくんがボソッと言った言葉。毎朝大変そうだなぁ...

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