新入生 ページ2
初登校日ということで、半日でほとんどの生徒が帰宅する中、今年も全国制覇を目指す男子テニスボール部の面々は昼食を食べるために部室に集まっていた。
仁王「なんじゃ、さっきからやけに機嫌がいいが参謀、今年も良い奴はおったのか?」
柳「あぁ、俺の思い違いでなければ、だかな」
丸井「まぁ、去年の赤也みたいなやつの方が珍しいだろい?」
切原「ちょっ!!それはもう黒歴史なんスから!!」
柳生「それにしても柳君が、そんな感じなのは珍しいですね」
柳「いささか信じられないことでな、確定したらみんなにも伝えよう」
真田「お前がそこまで言うなら相当の実力者みたいだな」
柳「あぁ、思い間違いでなければ、今年だけでなく来年、再来年も
真田「ならば、楽しみしておこう」
桑原「そういや新入生にすげぇイケメンが入ってきたらしいな」
切原「あ!それオレも聞いたッス!何か、妖精とか天使とかって騒いで、女子が休み時間に見に行ってたッスよ」
仁王「そういえば、クラスの女子がファンクラブ作るって意気込んどったがそいつの事かのう」
柳生「初日でそこまで注目されるのは少し気の毒ですね」
切原「まぁ、でもこれで練習中にキャーキャー言う奴が減ればオレは嬉しいッスけどね」
柳「……」
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作者名:わらあわ | 作成日時:2023年7月2日 5時