【テニプリ】幸村ママ【立海】 (ページ11)

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憧れページ11

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『赤也くん、おはよう！』

「A先輩！おはようございます！！」

この人に会うだけで、俺は嫌なことを忘れられる。嫌なことってのは主にテストで赤点取ったり、集合時間に遅れたりとかで真田副部長に怒られたことだけど。

この人＿＿A先輩は、俺たち立海テニス部のマネージャーで、癒しだ。

ついこの前、幸村部長と試合して俺がボコボコにされたときなんか、終わったあとに俺のところに来て『赤也くん、かっこよかったよ！』って言ってくれた。

もうなんか泣きそうだった。この人の言葉一つで俺は救われてる。

『…赤也くん？どうしたの、ぼーっとして。』

「な、何でもないッス！」

俺の顔を下から覗くように見るその破壊力(可愛さ)ときたら、世界一だと思う。

めっちゃ可愛い顔してて、声も可愛くて、ちょっとした仕草も可愛い。全てが可愛い。

気遣いはできるけど、少しドジだから放っておけないって部長は言ってたけど、俺からすればパーフェクトな先輩だった。

優しさと可愛さを兼ね備えた気遣いもできる先輩。この人は俺にとって、憧れの人だ。

『今日は部活は休みだけど、レギュラーは集まって少しミーティングするから放課後、部室に来てね。弦一郎くんが遅れるなって…赤也くん？』

「っうぇ、あ、はい！！」

『それじゃ、またね！』

A先輩は急いでいたのか、手を振って去ってしまった。

(あ、やべ、先輩の話聞いてなかった(絶望))