【イナGO】大切なもの【松風天馬】 (ページ4)

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3話ページ4

*～貴方side～*

天馬「葵には聞いてないよ～…で、どう?白倉さん!!」

空野さんの言葉を無視して、松風君が再び聞いてくる。

貴方「嫌だ(ｷｯﾊﾟﾘ」

嫌に決まってるでしょうが。

天馬「そっかぁ…(ｼｭﾝ」

だから罪悪感!!

空野「…」

この時、私はまだ気付いていない…

空野さんの鋭い視線と

これからの松風君のしつこいアタックにも。

～放課後～

あぁ、またやって来てしまった。

私の大嫌いな放課後。

もういっそ学校爆破したいわ。

もちろん私は逃げるけど。

空野「天馬～!!一緒にサッカー棟に行こ?」

天馬「葵、ゴメン!!今日…俺日直だから先に行ってて!!」

だからお前ら新婚かっての…

目の前でそんなもの見せつけられるコッチの身にもなれや。

空野「わかった!!先に行ってるね～♪」

空野さんに続き、みんなが出ていく。

部活やら帰宅やら…ワイワイガヤガヤ…

吐き気がする。

天馬「ん～…ここはどうすれば…あ、白倉さん!!」

貴方「(ﾋﾞｸｯ

な、何ですか?」

いきなり話しかけんなよ。

天馬「日誌って…何書けばいいかな?」

またもや清々しい笑顔をこちらに向ける松風君。

…いや、知らねーよ。

んなもん自分で考えろ。

貴方「…自分で考えたら?」

天馬「そこをなんとか!!!!」

しつこいな、コイツ。

貴方「…嫌だ。」

まぁ私はスルーだけどね。

天馬「うぅ…あ、そういえばさ、白倉さん…やっぱりサッカー部に入ってよ!!」

おい、ちょっと待て。

今なぜそうなるんだ?

貴方「断ってるでしょ。」

天馬「いやぁ…;;神童先輩に同じクラスに

すっごい運動神経良い子がいるって言ったら『喜んで勧誘してくれ』って;;」

貴方「…」

…私は違うぞ。

天馬「だからさ、お願い!!体験だけでも良いからさ!!!」

おい、それは人に頼む態度じゃないだろ。

貴方「しつこいのね…残念だけど答えはNO。」

サッカーなんて二度と御免だわ。