お兄ちゃん ページ8
帰ってきて兄ちゃんが編集を始めた。
今日はお兄ちゃんが帰ってくる。
お兄ちゃん、は兄ちゃんとは違う。
お兄ちゃんは特に有名人という訳では無いが(メタくいうとオリキャラ←)
兄ちゃんに負けず劣らずのルックスを持っている。
北海道に1人暮らしをしている兄ちゃんは、普段翻訳家をしている。
英語の資料を日本語に訳し研究所に渡すお仕事だ。
本当に尊敬している。ただの凄い人だから。
ただお兄ちゃんも兄ちゃんと同じで時間には結構ルーズだ。
私と出かける時も全然来ない。
いちばん酷い遅刻なんて4時間近く待たされた。
確かにそれで待っている私もおかしいのかもしれない。
でも、信用してたから。
寒い、2月の上旬。真冬。
その中で4時間も待たされた私はそこそこ重めの病気にかかった。
もちろん兄ちゃんも活動範囲が圧倒的に狭まった。
私も怒った。大分。
でも兄ちゃんも叱ってくれた。誰が言ってんだって思った。
それがあって反省したのか、ちゃんと時間は守ってくれるようになった。
ピンポーン…
『はい!』
涼「久しぶり〜、元気してたー?」
『んー、元気してたよ!よし、ちゃんと10分前行動してるね、よし!』
このヘラヘラした金髪。
見た目からして頭が悪そうなこの男こそが、
清瀬家の長男、清瀬 涼太だ。
『兄ちゃん呼んでくるね、待ってて』
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作者名:きい | 作成日時:2020年3月9日 15時