最俺ハウス ページ12
ピンポーン…
車を停め、最俺ハウスのチャイムを鳴らす。
フジさんが出てきてくれた。
フ「どうしたの?」
『…それが、私もよくわかんないんですよね。
なんか兄ちゃんが急に行くぞ!!って言い始めちゃって』
困った顔をして笑ってみせると、大変だね、と言われた。
人狼で培った嘘が上手いことハマった…!
バレないように小型カメラを2つセットする。
兄ちゃんにOKの合図を出す。
キ「今から動画撮るぞ!!」
ちょ兄ちゃんテンションテンション。
もう撮ってんのバレるでしょうが。
ヒ「え何もう撮ってんの?w」
ほらあああ!!
『…家からこんな調子なんですよ… やっぱ病院ですかね』
キ「なんでだよ!!」
『うっさ…』
ヒラさんからも同情の目を頂いてしまった。
ついでに兄ちゃんがヤバいやつ認定されてしまった。
可哀想に。なむなむ。
『まあとりあえず動画撮るそうなんでおふたりはマスクやらサングラスやら付けてください…』
フ「あ、実写!?」
ヒ「へーw」
こ「カメラ用意するかw」
キ「あと1時間したら始めるわ」
『なっが!?』
ついつっこんでしまった。
この役割はフジさんなのに。
『ちょっと車移動してきますねー』
私はいない方がいいだろう。
家を出る。
どんな映像が撮れるだろうなぁ…w
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作者名:きい | 作成日時:2020年3月9日 15時