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八百万さんがあの言葉を発してから空気が凍りつき、白愛は何も言葉を発さず部屋へと走って戻って行った。
その後は私に対しニコリと笑みをひとつ零した後、八百万さんも部屋にへと戻っていってしまった。
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翌朝。
私がこの身体に入れ替わって初めての朝を迎えれば、足早に支度を済ませて学校にへと行く準備をする。朝ご飯も毎朝カロリーメイトしか手を付けてない身体にとってはとても胃もたれしそうで、食べるにも食べれないのだ。
誰かが起きる前、という非常に早い時間に出ようとしても何もする事が無いと嘆く面もあるけれど、居心地が悪い所にいるよりかマシだった。
コンコン、とローファーを履いて外を出よう玄関のドアノブにへと手を掛けて、外からの気持ちの良い風を感じながら静かに出た。
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『 …轟さん、おはようございます。 』
「 もう学校行くのか 」
『 まぁ… 』
「 俺も行く。」
『 はい？？？？？？？？？？？？？？？？ 』
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待ってろ、と走って寮にへと戻っていく轟焦凍。
ランニングをしていたのか、汗だくで疲れもあるだろうに私と学校に行く理由なんてない筈だ。
そもそも私の前の身体の持ち主はクラスメイトの交流が非常になかった。委員長である八百万百とさえ、数回話しただけで、戦闘訓練さえも全て妹の白愛と一緒のグループだった。会話もせず、ただ席で本を読むか勉強をしているかの2択だった。
話し掛けても応じず、というのが白愛からの命令だった。
何にせよ自分に興味を持って欲しいからという理由。自己中にも程があった。
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今の私なら言い返してやりたい気持ちでいっぱいだが、身体がそう上手く動いてくれもしなかった。何を言われても動じず、妹が楽しく過ごせるなら私はどうでもいいという心情がこの体には刻み込まれていた。
暫く立っていれば、轟焦凍が急いで私の所までやってくる姿が目に見えた。
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『 朝食は？ 』
「 今日はいい。 」
『 そう。 』
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たったの会話はこれで終わり、学校への道のりが遠く感じるような静かな空間が生まれた。轟焦凍は何も気まずさは感じていないのか、チラリと視線を其方に向けても表情は何一つ変わっていなかった。
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ゆずな - あれ？現在進行形で神だったりします？ (12月26日 21時) (
レス) @page7 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
みんちょ - 続きが見た過ぎてやんなっちゃう！！！ (5月20日 22時) (レス) @page7 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 続き楽しみです (2022年3月18日 20時) (レス) @page7 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - この作品夢主が妹思いで好きです。更新頑張ってください。 (2021年10月9日 17時) (レス) @page7 id: 98e3c3525f (このIDを非表示/違反報告)
奏@ヒロアカ大好き - 失礼します！この作品好きです！更新頑張ってください！ (2021年10月1日 21時) (レス) @page2 id: 605309b64c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：IF | 作成日時：2021年9月30日 21時
