繰り返した夏を終わらせた少年少女と小さくなった名探偵達

9話 ページ9

開いたドアの先には、何か用で出かけていたキドとセトだった


セト「あ、姉ちゃんおはようっす！みんないるっすか？」

「あ、うん、おはよ…。みんないるよ」

キド「ちょうどよかった。新しい任務だ」

カノ「キド〜僕をほっていくなんて酷い…ぐはぁっ」

モモ「新しい任務ってなんですか？」


珍しいね、任務なんて

基本メカクシ団の収入はセトのバイト代とマリーの内職。

たまに、私もバイトしたりモモちゃんが余ってるお金を回してくれたりこーやって任務の報酬だったりするけど

任務ってなかなかないんだよね。なんせ、私達は秘密組織だから

だから、任務って珍しいんだよね


キド「ああ、まぁ待て。この任務は全員で行う」


え、全員で？

珍しいな…そんなに難易度高い仕事なのかな…


コノハ「みんなで…？」

エネ「珍しいですね。そんなに危険な仕事なんですか？」

キド「いや、さほど危険では無いんだが、少し難しそうなんでな。」


んー…大丈夫かな…


キド「それよりお前ら。今日のニュースは見たか？」

ヒビヤ「ニュースってこれのこと？」


さっきまで見ていた記事をヒビヤ君がキド達に見せた


キド「ああ、知ってるのなら話が早い。今回の任務はそれが関係してるんだ」

エネ「え？でも、これ私たちには何にも関係ないただの宝石ですよ？」


ほらっ、と言ってエネちゃんはさっきの鑑定書を出しながら言った

10話→←8話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す