繰り返した夏を終わらせた少年少女と小さくなった名探偵達

27話 ページ27

私は部屋に入ってその広さに驚いた。

めっちゃ広い…

ここはダンスホールとか…なんかそんなのかな？

中央らへんにみんながいて、ドアの音にマリーが気付いたようでこっちを振り返った


マリー「あ、朱莉！どこ行ってたの？」

「ごめんね、ちょっと道に迷っちゃって…」

蛇川「いえ、では皆さん揃ったようなので改めて紹介しますね。

こちらが宝石を飾っている石造です。

私はメデューサ像と呼んでいます。」


私はメデューサ像と呼ばれる石造を見る。


そこにはとても美しい彫像があって、世間的に言われているまがまがしいものなのではなく、蛇川さんがさっき言っていたような優しくて可憐という言葉がぴったりな姿だった。

片目は髪のような形をした蛇で隠してあり、もう片目は写真で見たよりも凄く綺麗ま赤に輝いていた。


「なるほど、確かにこれ以上相応しい位置はないでしょう。」


蛇川「ええ、そうでしょう。
私はこの像をとても気に入っていまして。この像のようなメデューサに会うのが私の夢だったんです。それも先ほど叶いました。」


蛇川さんはマリーの方を見て言った。

そして、私達の方を見て強い口調で


蛇川「ですから、どうかこの宝石を守って下さい。」


と言った。

私達、メカクシ団は自身を持って答える



「「もちろん!!!!!!」」




あとこれは余談だが、蛇川さんが新しくマリーをモデルにした石造を造って宝石は今後そっちに飾るらしい。

造られた石造は後日またみんなで見に来ると約束もしたとかなんとか…()

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