繰り返した夏を終わらせた少年少女と小さくなった名探偵達

19話 ページ19

ｺﾝｺﾝ

メイド「失礼します。浩二様。急用のお電話が…」

蛇川「わかりました。…すみません、少しお待ちください。」


蛇川さんはそう言って部屋を出ていた


キド「…どうする。」


蛇川さんが出て行ったのはキドが確認してそう切り出した


セト「ほんとに父さんたちの知り合い…なんすかね？」

カノ「まぁ、それっぽかったけど…だからっていい人とは限らないんじゃない？」

シンタロー「そうだな…。先生達と知り合いだというのが本当だとしても善人とは限らないしな…」


カノやシンタローの言いたいこともわかる。

けど…


モモ「で、でも本当にいい人かもしれませんよ…ね？」

キド「そうだ。…どうしたものか…」


…あ、そうだ


「ねぇ、私が蛇川さんの心境を盗むのは…？」


みんなは少し顔をしかめた。

まぁ、そうだよね…


「もし、白だったらちゃんと謝ればいい。
でも、もし悪い組織と繋がっていたら？私達は間違いなく、研究材料にされる
…どうする…？」


一応、指示を出すのはキドだから私が勝手に行動するということはやらない。


キド「…やむを得ない。蛇川さんが戻ってきたら姉さんは盗んで、そっくりそのまま全員に伝えてくれ。」

「了解。」


話し終えた直後蛇川さんは戻ってきた

…さて、やりますか。

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