繰り返した夏を終わらせた少年少女と小さくなった名探偵達

12話 ページ12

「で、取り敢えず大前提として立てた計画を話して行くね」


わー

と短い声が上がった



「じゃあ、シンタロー話して」

シンタロー「俺が説明すんのかよ⁉」

エネ「ご主人〜早くして下さい！」


シンタロー「へーへ…」



シンタロー「まず、1人ずつの役割を説明していくが…」


シンタロー「まず、モモは屋敷から数10メートル離れたこの場所でゲリラライブをやってもらう」

モモ「え、なんで？」

「木の葉は森の中戦法で逃げられない為に、当日はキッドの観客から無関係な人まで周りの人間全てをモモちゃんの奪うで観客にするの。それなりに重労働になるけど…」

モモ「任せて下さい！街にいる人みんなを私の観客にしてみせます！」

「よく言った！私も影から協力はしたいんだけどなんせ屋敷と会場はそれなりに遠いから…」


モモちゃんは、最近制御出来るようになったけど、まだまだ制御出来ない部分もあるわけで

暴走したら大変だし私も手伝いたいんだけど、距離がありすぎて私の力じゃももちゃんには協力できない…

でも、モモちゃんはそんな私に自信満々の顔で言ってきた


モモ「大丈夫です！私1人でもやってみせます！」

キド「姉さん、キサラギを信じて任せよう」


つぼみもそう、言ってきた

…そうだね。

じゃないと、モモちゃんに申し訳ないよね


「じゃあ、頑張ってね！」

モモ「はい！」

13話→←11話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す