殺し屋と解体屋の日常【Diner】

パンナコッタ ページ20

私達は店を出て

目的地に向かった。

目的地場所は数キロ離れた倉庫だった

場所には一人の男が待っていた

「解体屋のフロッピか？」

男が近づいてきて尋ねた

男は意外にも若くチャラついた見た目だった

私は頷いた

「へぇ〜…隣の女は助手か？」

私はどう答えようか迷った。

『友達』

と言っておいた

「そうか。奥に死体がある」

私達はいわれた方向に進んだ

男はこちらを見ていた

見ていたというより、品定めだ

並べてみてどちらの方が美味しそうか

こういう依頼者はたまにいる

下劣な目。

蛇が巻き付くように

まとわりついて吐き気を覚える

澪が殺しにかかるのも時間の問題だ

早く終らせないと

鞄から鋏、ノコギリ、注射器を取り出す

注射器を死体に刺し液を流し込む

これは、私のこだわり血を固め

周りを汚すのを防いでくれる優れもの！！

手、足、首、目玉

骨が切れる音

ギコギコギコギコ

内臓を取り出す。

冷たくなっていた色も良くない

これは売れないな

どちゃと袋に投げ捨てた

ギコギコギコギコギコギコギコギコ

骨をバラバラにし

一本一本丁寧に詰め込んだ

皮膚を鋏で切り取り

頭蓋骨を取り出した

目玉をスプーンでえぐりとり

瓶にしまう

綺麗な目玉だと私の趣味として頂くのだが

あまり綺麗ではなく残念

この仕事、唯一の楽しみだ

最後に頭蓋骨を丁寧にしまい袋を閉めた

澪「相変わらず、丁寧に仕事するねぇ」

『そりゃね。フロッピですから』

私は袋を担ぎ倉庫を出た

男の視線はまだ続いてる

早くここを去らないと危ないな

澪「さっきから、ウザいんだよね

殺してもいいよね？」

ボソッと私に言う

『駄目だよお金まだ貰ってないもん』

キャリアケースに詰めながら言う

さて、いつまで持つか

ベッヒャーアイス。→←苺のスムージー。

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