【安元洋貴】くまとねこ

1話 ページ2

結婚してもう10年以上。

時間が経つのは早いものでお互い遂に40代になった。





結婚した当初は不安もあったけれどこうして今も共に過ごせることを感慨深く感じる。








こんな事を言うのもどうかと思うけど、

こうして長いこと一緒にいると

《恋》なんて感情は一時で

《思いやり》や《気遣い》の方が大切なのだとつくづく実感する








お互いが常に共にあると思っている事で良い意味で

《空気のような存在》









一緒に居るは当たり前、けれど特別な人











そして、今まさに


その人の為にある場所に来ていた


















スタッフ｢すいません、じゃぁ段取り通りお願いします。｣

『はい、分かりました』









スタッフさんが用意してくれた一室でモニターを見て別室で仕事をしているひーさんを眺める
















すると

ブーッブーッと着信。









『はーい、もしもーし』

洋｢もしもーし、今繋がってるよー｣

『うん、見てるよー』

洋｢番組内で電話ってなんかすげぇ変な感じ。
でも、ホントによかったの？｣

『だってこんな滅多に経験出来ないでしょ？だから大丈夫だよー、すごい楽しいです』

洋｢ならよかった、スタッフがすげぇニヤニヤして聞いてるの腹立つわ笑｣

『悪巧みでもしてるのかね〜？』

洋「そうかもな、それよりこの会話全国にお届けして大丈夫かね？」









と会話をしているとコメントには有難いことに

[もっと聞きたい！]

[日常っぽくて素敵！]

[安元さんの声めっちゃ優しい！！！！]





などと嬉しいコメントが多かった









『コメントは需要があるみたいだよ？』






と返答しつつ

スタッフに誘導されながら

ゆっくり静かにスタジオに向かう。









洋｢あ、ホントだ。そこそこ年数経ってる夫婦よ？俺ら笑｣




そしてスタジオのドアの前に到着。







『じゃぁもっとちゃんと会話しないとだね笑』









と言いながら電話をしたまま

スタジオに乱入し電話を切る。









洋｢は、え…？え、家にいるんじゃねぇの？｣

『ふふ、すっごい顔してるよ笑

さぁ！というわけで皆さんこんばんは〜、江口に代わりまして代打、宮鷹が参りました〜！よろしくお願いします！！』







ドッキリ大成功かな？

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