見えない所 (ページ5)

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Mステ終わりの車の中でした

「あのさ、少し時間もらってもいいかな」

松「うん、なに、？」

相「どうしたの？」

「えっと、俺さみんなに黙ってたことがあって
　これから、一緒にやっていくなら
　知っていてほしいことがあって
　ただ、口外はしてほしくない」

櫻「わかった」

俺の雰囲気を悟って
3人は真剣な表情になった
大野さんは何の話をするのか

察しているようでした

「おれさ、男じゃないんです」

櫻「は！？」

松「まじかよ」

「まじ、なんです
　これ、身分証です」

相「ほんとだ、俺、こんな近くにいたのに
　気が付かなかった」

大「ニノは、いいの？
　これからも、男として世に出るの？」

「はい、そうなるみたいです
　ま、僕も嫌ではありませんし」

櫻「え、まって、智くん、気がついてたの？」

大「うん、あったときからね」

「何なんですかね、この人の野生の勘は」

松「でも、いままでも、それでやってきたなら
　大丈夫だよな」

「はい、女だからって、対応は変えないでください
　服は脱げませんし、体力も力も皆さんより
　劣っていますが、そこに甘える気はないので」

相「ニノがそう決めたなら」

櫻「そうだな」

この人たちは肝が座っているのか

優しすぎるのか

あまり、取り乱すことはなく

理解も早かったです