1996 二宮サイド ページ2
母「そうよ！ジャニーズよ
和のショートカットが
あまりにかっこいいから
ジャニーズに応募したのよ！
こんな、機会もうないわよ
行ってきなさい」
「やだよ、私これから練習試合だよ」
母「いいから！
五千円上げるから行ってきなさい」
そういったかぁちゃんの顔は
すごく嬉しそうだった
私にとって、五千円は貴重ですから
「わかったよ」
母「あ！そうそうし
名前は和也よ！わかった？」
しっかり、男の名前で送ったらしい
「わかったよ」
ここまで準備が揃ってると、断りきれない
さっきまできていたユニホームを脱いで
ジャージを着る
まだ胸のない私は
隠すものもなく
そのままジャニーズ事務所に向かった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
オーディションが始まって
ずっと後ろに座ってた
だって、私女だし
受かるわけもないし
行けば五千円もらえるんだから
私は満足だった
そしたら、なんか、清掃員のおじさん？
みたいな人が話しかけてきた
ジャ「youなんで踊らないの？」
「わｯ、俺、五千円欲しくてきただけだから」
ジャ「youいいね」
「え、？」
そのまま、帰り
後日ジャニーズから呼び出され
流れで、入所することになった
誰も、私が女だとは気が付かなかった
可愛らしい男の子
だと思われていたみたいで
ここからは皆さん知っているとおりです
潤くんに出会って
相葉さんに出会って
翔さんに出会って
大野さんに出会って
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作者名：O.Shi | 作成日時：2023年8月8日 20時
