M・J ページ8
あの選択肢をした
翔さんか自分を攻めていた
でも、みんなが寝てる間
俺は、爆弾を調べた
やっぱり、遠隔操作とタイマーがついてた
潜入しても、しなくても、爆発はしていた
遠隔操作の信号を調べ
スイッチの場所を調べたが
もう、捨てられたあとだった
どちらも指紋一つ残っていない
青が感じたT班の気配
それは間違いではないかもしれない
そこまでの経緯を
みんなにすべて話した
でも、だとするとT班の松岡くんは
智さんの存在を知ってるから
再生と治癒を持っているのを知っているはず
命を狙うなら
このタイミングはおかしいのではないか
いや、智さんが多重人格であることを
知っていたらどうだ
白が仕事場では出てこないこと
まで知っているとしたら
ありえるのか
S「青の言う通り
待機してても、爆発はしたのか」
A「でも、あの時、カーテンを閉めたのは
正解だと思う、銃声は響かなかったよね
確実でない限り、相手も
打ちたくなかったんだよ」
N「··そうですね」
さっきから和がなにかおかしい
智さんの手を握ったまま
何かを考え込んでる
M「和、？」
N「俺、助けられた時
あのとき、
智が目の前にいたんです」
S「白が助けてくれたからな
だから、今こうやって」
N「違うんです
両目、光ってたんです」
A「それって！」
M「青は、智さんの中に
消えていったってことか」
N「多分」
そっか、青がもう
青に言いたかったな
お疲れ様って
ありがとうって
変わりに、智さんに伝えよう
人格はなくても
青は智さんの中に、
いるはずだから
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜中の2時
О「んｯ」
A「おおちゃん！」
S「智くん！」
今日はもう目が冷めないかな
なんて思いながら
でも、席を外せず
智さんを見守ってる時
やっと、目を覚ました
О「みんな、よかった」
M「人より自分が先だろ？」
N「ホントですよ
感も鋭くて、強いだけじゃ駄目なんですよ
貴方が無事でないと！意味ないんです！」
和が珍しく怒ってる
こういうときはいつも翔さんが怒るんだけどな笑
A「まぁ、まぁ、おおちゃんも目が冷めたし」
N「よくない！」
О「かずくん、ありがとう」
和をそう呼ぶのは白だけ
でも、白は、病室に向かうだけで
震えるのに、いまは、いつもより落ち着いてる
やっぱり、青は智さんの中にいるみたいだ
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作者名：O.Shi | 作成日時：2023年8月1日 1時
