A・M ページ47
アイスさんが水槽に触るとヒビが
「辞めてください！
覚醒には順序があるんです！
死んでしまいます！」
潤「智、」
智「ごめんなさい」
「まさか、ここまで見せてしまうなんて、
水槽を入れ替えるため数分だけ覚醒させます
話せるのはその数分だけです
いいですね」
アイスさんが触ったおかげで
おおちゃんと話せる
S「舞姫を聞いたことありますか」
和「能力者の間では有名ですよ」
S「彼が、舞姫なんです」
翔「は？女じゃねぇの？」
潤「まさか、そんな組織の人だったなんて
よく体が耐えれてるな」
N「ギリギリなんです。
暴走したら、おそらく
我々でも手を付けられません
俺等は作られた能力者
鍛えてるとはいえ、体はただの人間です
大人になるまで何人も仲間が死んだ
精神異常で、組織に消されたものも居る
一握りの人間だけが、生きてる」
智「僕みたいだね
リミッターがないといきれない」
M「全員、リミッターを持ち歩いてます
まぁ、仕事柄、警備の仕事中は
能力使用許可は降りませんし
警備隊の、人の中には
能力者の存在も知らないですから」
話しているうちに
水槽の水が抜かれていく
雅「ねぇ、出たいとは思わないの？」
N「体のチップを取り出さない限り
いや、とりだしても
いつ、この組織に智の
ような人間ができるかわからない
舞姫のように、我々より強い人間が
できたら、消されますからね」
A「ここは、国家公認だから
LIGHTのように、世間的に潰すのも不可能だよ」
そう、T班のように
僕らは、外で生きていく事はできない
引退まで、いや、多分死ぬまで
この地下から出られない
水槽の水が抜け
おおちゃんをベッドに寝かす
「それでは、覚醒させます」
O「んｯ」
N「智！」
O「な、んで、」
M「水槽に、ヒビが入ったんだ
少しだけ話していいって」
まだぼーっとしてる中
おもむろに起き上がった
O「、、、みんな、そっくり、なんで、いっぱい」
A「全部ひらがなだね笑」
智「智くん、？」
O「ぁ、ぇ、」
アイスさんが、近づくと
手を掴んだ
O「ぃやｯ、やめてｯ」
ビクッと反応し
すぐに、おおちゃんは叫んだ
おおちゃんの叫び声
久々に聞いた
A「ちょっとごめんね」
前のようにすぐに抱きしめ
背中を擦る
A「おおちゃん大丈夫
僕らが連れてきたんだ」
混乱したのかな
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作者名：O.Shi | 作成日時：2023年8月1日 1時
