瞳の奥 2 (ページ38)

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O・S ページ38

周りが交戦してる中

銃口を向けあったまま
松兄と見つめ合う

「OS、お前は、これからどうなる」

O「俺は、」

「あの組織で、お前はどう生きていく」

俺は、

『ストックになる』

でもそれは、言えない

「お前は、逃げた
　青に任せて逃げたんだろ
　逃げたくせに、次は、
　あんな組織に従うのか？」

O「白は逃げてない」

あれ、青？

あれ、でも、みえてる、聞こえてる

O「松兄さん、だっけ
　智に、良くしていたとか」

「君が青かな？
　ってことは、君が、舞姫か」

O「なんで、智を連れて行かなかった？
　お前が、置いていったから
　智を守る人がいなくなった
　お前のせいで智が苦しんだんだよ」

「足手まといだからだ
　あのときのお前は、弱すぎだ
　あの組織を潰すには足手まといだったからだ
　でも、今は違う
　OS、俺等と一緒にやらないか」

O「断る」

青が、安全レバーを取った

O「青、俺が殺る」

「お前に俺がｯ…ぅ゙ｯ」

O「ごめんね松兄」

「ｯそれでぃぃｯおまえがｯ選択しろｯ…」

『お前が選択しろ』

か、

これでいいんだよ
俺だけでいいんだ

気がついたら周りは静かだった

O「爆弾処理を、開始してください」

［了解］

T班には手錠をかけ
A班は、一箇所に固め
再生と治癒を使い

応援を要請する

そして俺は、事務所の地下深くへと

足を進めた