瞳の奥 2 (ページ37)

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N・K ページ37

一対一の真剣勝負
俺の相手は、

国分太一さん

「二宮くんだっけ？
　たしか、毒と光だったよね」

N「まぁ、そうですね」

隙が、ない

「二宮くんも気がついてるんじゃないの？
　あの組織がおかしいことを
　命を甘く見てる、軽く見てる」

俺を揺すってるのか？
まぁ、たしかに

この5人の中では、
ゆすられやすいと思う

でも

N「わかってますよ
　でもね、貴方こそわかってない
　あの組織がないと
　我々が生きてることは
　あっていいことじゃないんですよ」

ナイフを構える

正直、勝てる気はしない
でも、怪我を負わせる事はできる

「なんだ、揺らされないか
　それじゃ、はじめようか」

国分さんがナイフを取り出し
つけている装備を外した

同じ武器、我々が潜入する前から、
準備してましたね

相手に順次、装備を外す

N「いきます」

武器に、毒をまとわせ

強い光で目眩ましをする

のはずだけど国分さんは俺を逃さない

光の速さで動き回っても

N「はぁ、、」

「そんなもんなの？」

相手の能力者が、わからない

どうすればいい
これ以上やみくもに動いても、
体力が持たない

あれ？
なんで、能力を使わないんだ？
それに、5人とも、俺等の相手をしてる
ほかは、能力を使ってる
国分さんからも能力が感じ取れる

ここで使えない能力、もしくは、
今、この人が、爆弾を監視している？
俺の相手をしながら？

N「なるほど、そういうことですか」

「なんだ」

N「いいんですか？
　俺だけ見ていなくて」

また、さっきと同じように動き出す

「ふｯなんだ、気がついたか
　でも、俺からは逃げられないよ」

知ってるよ！

高専が続き、俺はどんどん傷だらけになっていく

相手は無傷なのに

N「ぅ"…」

「こんなのが首席、ね」

N「はぁ、ｯ
　余裕、ですね笑」

「おまえもしつこｯぁｯｸｯ」

N「やっと、効きましましたか
　知ってたじゃないですか
　俺が毒持ってるの」

「さわってｯはｯないはずだｯ」

N「痛みの感じない針ですよ
　すごいですよね今の時代」

おれも、身体が限界だ

アキレス腱切れてるっぽい
血が止まらない

相手が倒れたのと同時に座り込む

たた、ないと、

さとし、、