瞳の奥 2 (ページ32)

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N・K ページ32

智は急に振られると
こちらをちらっと見て

すぐに目をそらし

О「優秀だからこそ、人数いると
　良くないと、おもいます
　俺、一人でやります」

「と、いっているが？
　まだ、理由が必要か？」

翔さんが、何も言えなくなった

それなら、、、

俺は立って、智の前まで歩く

A「ちょ、和？」

近づいてから気がついた
智が震えていることに、

N「たしかに、あなたにとっては、
　我々は足手まといかもしれない
　でも、それでも、
　あなたが一人で苦しむところは
　見たくないんですよ
　そんな震えた手で
　何ができるって言うんですか」

智が俺をゆっくり見上げやっと目が合う

「二宮、戻れ」

N「嫌です」

M「智さん、俺等仲間だろ？」

後ろからJの声

3人が近づいてきて
智の前で、四人で並ぶ

A「そうだよおおちゃん
　なに、一人でやろうとしてんの？」

俺等を見つめ瞳が揺れる智

「おまえらな、上からの命令なんだ黙ってｯ」

S「うるせぇｯ！
　だまってろ」

翔さんの一言で
会議室の中がより一層静かになる

N「一緒に、やりましょう
　ね、？」

О「俺、いっしょに、やりたい」

「おい！」

N「じゃ、それで決まりで」

S「あ、各班の振り分けもやるので
　安心してください」

M「いいですよね？」

「上には、今の流れすべてを報告するぞ」

A「いいよ、俺等がいなくなったら困るのは
　どっち？」

「はぁ、俺は止めたからな
　それじゃ、解散」

その言葉に各々立つ
智も

N「智は話があるのでそのまま」

他の班が出ていきA班だけになった

О「短めにして、Ｔ班の偵察いくから
　みんなは、爆弾探しでしょ
　いま、予測のリストを、」

A「おおちゃんの部屋
　きれいに、残してあるんだよ」

M「絵も、ホコリが被らないように保管してあるよ」

О「これが終わったら、取りに行くよ
　一緒にやるのはこれが最後だから」

N「仕事は一人でも、部屋を分ける必要は
　ないんじゃないでしょうか」

О「上の人にあった
　会って、話して
　自分で判断した
　みんなと居ることはできない
　命令じゃないよ」

そう、力強く言った
何も返せない

О「それじゃぁ
　僕は行くね」

何も言い返せなぃまま
智は、部屋を出ていった