瞳の奥 2 (ページ26)

今日:68 hit、昨日:19 hit、合計:11,841 hit

M・J ページ26

謹慎が解けてからは

溜まっていた仕事もあり

時間はあっという間に過ぎた

本当にあっという間で

今日は智さんの試験の日だ

僕等は、付き添えない

M「準備できました？」

О「うん、できた」

M「今晩は、カレー作っときます
　智さんが好きな激辛で」

S「智くん、筆記は大丈夫俺が保証するよ」

О「スパルタだったもんね笑」

A「あひゃ
　おーちゃん寝そうになってたもんね笑」

N「智、後ろ向いて」

О「え？あ、うん」

智さんが後ろを向くと

和は、智さんの首にネックレスを付けた

それには白と青が混ざったような宝石が付いていた

N「お守りです」

そういった和の表情は

後ろを向いている
智さんには見えていないけど

愛しそうで、でも、

切ない表情だった

和の思いにはなんとなく気がついていた

多分翔さんも気がついてる

この試験は、合格以外は、命を落とす

そんな試験だ

どうしても
覚悟をしきれないんだ

それは、

和だけじゃない

О「すごい綺麗」

N「気をつけて」

О「ありがと
　じゃぁ、行ってきます」

A「いってらっしゃい」

S「いってらっしゃい」

M「いってらっしゃい」

N「いってらっしゃい」

本当は、試験会場まで送ろうと思ってた

でも、本人が、一人で行くって言った

だから、玄関までの見送りになった