瞳の奥 2 (ページ15)

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S・S ページ15

智くんと、潤の

スナイプ銃での射撃を見に行った

距離が遠くなるんだよね

見ていて思うのは

やっぱり、智くんは
身体を動かす方が上手いってこと

青のように、能力を使いこなせれば

元の強さは、取り戻すと思う

経験値が少ないから

青のようにとは、行かない

でも、十分だ

見ていると

すぐに終わったみたいだ

時間の差は10分

でも、玉の数の差は一発だけ

M「多分、慎重差が出てるんだな」

S「そうだね」

О「青、ほんとに、すごかったんだね」

N「舞姫って呼ばれていたんです」

О「舞姫？」

A「そうだよ！
　舞うように戦うから舞姫！
　銃もうまいけど
　刀が得意って言ってたけど
　機会がなくてさ見れてないんだよね！」

О「刀か、」

S「ま、でも、焦らなくても」

少しずつでいいんだよ

О「いや、実は、部屋にさ、
　青がノートを残しててくれてたんだけど
　今やってる仕事の、情報とか、
　能力を使うコツとか、」

多分、青は白を信じていたから

いつ、どうなってもいいように

残してたんだろうな

О「いま、T班？のことで、大変なんでしょ？」

N「それはそうですが、
　我々しばらく動けそうにないですし
　ほんとうに焦らなくていいんですよ」

でも、智くんの言う通り

今は動けなくても

近々、T班と、戦うことになるだろう

それまで、5人で準備を進めなくてはならない

今の俺等では、手も出せないだろうから

N「にしても、謹慎はいつまでなんでしょう」

A「たしかに、」

О「あの、さ
　今回の、被害者には、会いに行けないの？」

M「智さんが、能力を使ってるところを
　見られていないことは
　確認できてるけど、念のため、
　あいにはいけないらしい」

О「そっか」

誤りに、行きたいけど

それができない

俺等は隠れて、暮らしていかないといけない

S「なんか、悔しいな
　誤りにもいけないし
　上に逆らう事もできない」

それを俺が言うと

みんな黙ってしまった

これは、皆が思ってることで

自分たちにはどうにもできないことだから