瞳の奥 (ページ10)

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O・S ページ10

体調からの呼び出しか、

なんだろう

任務かなぁ

今日は会議もあったし
疲れるな

えっと、あと、

3時間か

長くならないといいな

ｺﾝｺﾝ

「どうぞ」

O「失礼します」

「おお、大野
　A班が来るまで座ってていいぞ
　あと、眼鏡忘れてるぞ」

あ、やべ

会議の時外して寝てたんだった

O「すみません」

「ほんと、お前の目奇麗だよな」

俺、警備隊隊長は嫌いじゃないんだ

暗殺部隊隊長は、嫌いだけどね

警備隊隊長は気さくで話しやすい人

あ、隊長は、それぞれ別なんだ
暗殺部隊隊長はみんな中隊って呼んでる

僕の目を綺麗だというのは

この人ぐらい

「隊員は知ってるものが多いけど
　知らないものも居るし
　地上に居る事務の人間は
　いつも、会議に出るあいつ以外
　知らないからな
　気をつけろよ？」

O「はい」

ｺﾝｺﾝ

ぁ、さっきの櫻井くん？だっけ
きたのかな

「どうぞ」

S「失礼します」

「うん、ちゃんと全員できたね
　じゃ、座って」

M「はい」

うわ、こういうのが
イケメンっていうんだよな

あ、あの子、昨日の子だ

目が合うと、微笑んだ

よく見てなかったけど
この子も可愛い顔してるな、

時間は、あと、2時間か、

大丈夫かな

「早速、本題に入る
　大野、今日からA班に所属してもらいたい」

O「はい？」

「上から、お前をどこかの班に
　所属させろと指示があってな
　慣れないかもしれないが
　よろしく頼む」

A班所属ってことは、
これから、

A「もしかして、青の部屋って」

「そう、大野の部屋なんだ
　この1年で、他の班に派遣してもらって
　グループでの活動にも慣れてもらった」

この四人とこれから住まないといけない

それは、できない

「用意はできているから
　直ぐに、部屋もうつってほしい」

この人は

僕の秘密

知っているはずなのに

なんで、移動なんか

O「いや、でも、俺は」

「すまん、決まったことなんだ」

O「そう、ですか」

さいあくだ、

独りのほうが楽だったのに

N「えっと、大野さん？
　部屋案内しますね」

秘密を知ったら
みんな、離れていくだろうか

この目も気持ち悪がるだろうか

この人達は信用していいのだろうか

S「それでは、失礼します」

「おう」

そのまま櫻井くんたちについていき

A班の部屋へ案内してもらった