瞳の奥 (ページ46)

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O・S ページ46

構えた翔くんを目の前に

息を整える

何年も前だけど
僕だって、少しはやった

このナイフは模擬

あたっても大丈夫

岡「はじめ！」

翔くんは、少しの隙も
見せない

「O.S構えすぎるな！
　先ず力を抜いて、武器を
　急所に当てに行けばいいだけだ」

誰だっけ、そんな事を言ってた

そう思って構えるのをやめた

そうすると少しの動揺

そこを逃さない

そのまま一歩踏み出し首を狙う

S「あっぶな
　焦った、」

あ、防がれた

岡「そこまで
　大体実力はわかった
　今日は、ここまでにしよう
　これから時間あるか？」

これから、僕の時間、今日は、あと、

2時間、だよな

O「ぁ、あと、にじかん」

岡「2時間？ぁー、大野と交代するのか？
　じゃ、食堂で飯だけ食おうぜ」

O「ぇっと、ぁの」

S「いいんじゃない？
　少しなら、俺も行くよ」

岡「あれ、白だと、あまり外出ちゃだめなの？」

O「ぼくは、皆が知ってる僕じゃないでしょ？」

岡「なんだ、そんなことか
　大丈夫、大野は、元々、周りと話さないから
　幻のような存在だし」

S「たしかに、こんなに近くにいたのに
　一度も離したことなかったな」

青、それは僕のため、？

それとも、青がそうしたかったから？

岡「じゃ、行こうか」

O「ぁ、はい」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

S「ここの食堂なんでもあるんだよ
　何がいい？」

O「かれー」

岡「ははｯ」

な、なんただろ

岡「おまえｯ好みは同じかよ笑」

O「あおもなの？」

S「そうだね笑
　青もカレー好きだよ」

岡「大野は青なのか？」

O「うん」

あ、これ、言ってもいいのかな

S「はい、白のカレー」

O「ありがと」