瞳の奥 (ページ45)

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S・S ページ45

S「智くん、岡田さんのところに行こう」

あの日から、一週間
週に2回岡田さんの所に行くことが決まった

今日が初日

初日は俺が付き添うことに

O「ぁ、うん
　青が置いといてくれたけど
　これでいいのかな」

青が白にって買いに行った

運動着

S「にあってるよ」

O「ふふ、ね、岡田くんってどんな人？」

S「そうだな、すごいね、強い
　ゴリゴリだよ」

O「え、僕大丈夫かな」

S「ははｯ大丈夫だよ
　青も仲いいし、優しいから」

これからはメンバーが順番に変わって付き添う

慣れてきたら、智くんだけでいくこともあると思う

少しずつ、本当に、少しずつ

進んでいく

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

岡「お、きたね
　きみが、白かな、？」

O「ぁ、は、はぃ」

岡「岡田です、よろしく」

智くんは、先出された手を恐る恐る握った

岡「ほんとに別人なんだな
　大野は、初め握らなかったからな笑」

S「え、そうなんですか?」

岡「おう、ほら、あいつ
　人の距離に線を引くからな」

O「そう、なんだ」

岡「よし、じゃ、早速
　体の使い方の違いも見たいし
　ストレッチして、ランニングから始めよっか
　あ、櫻井もやるよな？」

S「え、おれも？」

岡「当たり前だろ
　なんのための付き添いだ
　な、白」

O「ぇ、ぁ、ぅん」

智くんに言われると
断れない

久しぶりに、頑張りますか

S「わかりましたよ」

ストレッチを始めるも

仕草で言うと青とは違うが
流石に、同じ身体だから

青と同じで身体は硬い

ただ、驚いたのが

軽くランニングを始めると

走り方が、青と同じだった

仕草は、全く違うし
白が訓練を受けていた期間は短いから

もう少しぎこちないかと思ったんだけど

正直、俺より軽やさだ、

やはり、身体が覚えているのかな

岡「結構、走れるな
　ウォーミング・アップは、ここまでにして
　今日は一回目だし、模擬戦やってみよう
　模擬ナイフとかでいいかな
　櫻井と戦ってみろ」

O「え、ぁ、の..」

岡「模擬ナイフ使ったことなかったか？」

O「あります、でも、」

岡「あまり得意じゃないか？
　それなら、櫻井は大野を攻めない
　大野からの攻撃を防げ
　大野は、櫻井に攻撃するだけだ
　大丈夫、櫻井はプロは
　多少あたっても気にするな」

少し自信なさげな白が
俺の前で構えた

それに合わせ
俺も構える

岡「それじゃ、よーい」

岡「始め！」