瞳の奥 (ページ5)

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N・K ページ5

「あ、二宮さん、お疲れさまです
　これ、櫻井さんに
　頼まれた資料なんですが」

N「おつかれ
　 A班の机置いといて」

翔さん、色々やってるんですね
少しはノーと言えばいいのに

こんど、手伝いますか

えっと、中隊長の部屋は、

どこだ....

？「なにか探してる、？」

N「中隊長の....!?」

振り向くとそこには私と同じく

目を隠すために

色眼鏡をしている人が

そこまでは普通だった

事務所で能力者にあうのは
珍しい事ではない

ただ、眼鏡の隙間から見えた目が
私達のように片目だけが

変わっているのではなく

青と白のオッドアイ

そして、気配察知が得意な私が

彼の存在に気がつかなかった

気配がしなかった

N「ｯ．あなたは...」

？「中隊長の部屋は3階の左だよ
　それじゃ、」

それだけ言ってすぐに行ってしまった

青と白のオッドアイ

舞姫の象徴

一人だけ生き残った年の生存者

どこにも属さない

幻にような存在

舞うように戦うから

舞姫

あの人が、そうなのでしょうか

確かに

声も

顔も

綺麗だったな

でも、男、？

舞姫って、

姫っていうぐらいだから
女性じゃないんですかね？

不思議な人

後で、翔さんに、聞いてみますか

あ、行かないと

三階の左ね、