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「Aちゃん」
いつの間にか眠ってしまっていたみたいで、名前を呼ばれる声と髪を撫でられる指先で目が覚めた。
ちょっと驚いた顔の忠義。
帰って来ていきなりベッドに私がいるなんて……
予想外だよね、きっと。
冷静に考えると、私、すごいことしてる。
時間は12時半を回ったところ。
スタッフと飲みに行ってたって。
でも良かった、帰ってきてくれて。
それだけでホッとする。
泣いたこともすぐにバレた。
些細なこと、いつも気付かれる。
さっき決めた。
忠義が好きでいてくれる気持ちにこれ以上都合よく甘えるわけにはいかない。
そう思って部屋に戻ろうとすると、腕を掴まれてベッドに座らされる。
「何で……ここにおったん?」
言えるわけない。
忠義がいないことが淋しくて、恋しかったなんて。
甘えるのを、そばにいるのを、最後にしようとしてるなんて。
「……何となく」
でも、そんなの通用しなくて。
「本当のこと言うて」
忠義はまっすぐに私を見る。
「リビングで待ってたんだけど、淋しくなっちゃって……」
「………」
「勝手に入っちゃダメだとは思ったんだけど……
ベッド、忠義のにおいがするから。落ち着くから……」
そこまで言った時だった。
ベッドの脇に座っていた忠義との距離が縮まる。
顔が、近い。
「……それ、オレの事、好きってこと?」
「分かんな……」
分かりそうで分からない。
そんな自分の気持ちを言い終わらないうちに、ほっぺでもなく、おでこでもなく、間違いなく唇に。
好き、が触れた。
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あきら(プロフ) - ayaさん» お返事が遅くなってごめんなさい!年下の一途な彼に想われたいという私の願望だけで書いたお話なんですが(笑)こんなにも一途に想われたら幸せでしょうね(*^^*) (2015年10月26日 14時) (レス) id: e9c7617437 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 途中から泣きながらとまりませんでした!一途でかわいい大倉がたまりません!!そしてやっかし優しすぎる章ちゃんも愛しいですね(*´∇`*)素敵なお話ありがとうございました! (2015年9月12日 5時) (レス) id: 4fd83c2812 (このIDを非表示/違反報告)
あきら(プロフ) - ともタン☆さん» ありがとうございます!つたない文章でお恥ずかしいです(^^;; 他にも色々と書いてますので良かったらまた感想聞かせてくださいね♪ (2015年3月26日 15時) (レス) id: aba811c463 (このIDを非表示/違反報告)
ともタン☆(プロフ) - とても面白く切なく泣きました笑 文才ないなんて、とんでもないです! あきらさんの作品大好きです! 時間がある時にまた、別の作品読ませて頂きます(*^^*) (2015年3月25日 0時) (レス) id: 62c26614db (このIDを非表示/違反報告)
あきら(プロフ) - パープル☆プー坊さん» コメントありがとうございます(*^^*) こんなに愛されてみたいものですよね(≧∇≦)他にも色々書いてるので良かったら遊びに来てくださいね♪ (2015年3月2日 21時) (レス) id: aba811c463 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あきら | 作成日時:2014年9月28日 11時