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「Aー今話せる？？」
『いーよ』
1番仲良しのゆーじくんが話しかけてきた。
「夏休みに、すくなのとこ遊びに行くんだけどその時一緒に行かない？ナナミンに聞いてもいい？」
『うん！あ、でも今日はおじちゃんじゃなくてお兄ちゃんが来るんだ。だから帰ったらおじちゃんに聞いとくね。』
「遊べたらいいなぁ、すくなともあってほしい！」
ゆーじくんの双子のお兄ちゃんらしい。いつも話には聞いていた。
お洋服をきがえるとせんせーが来た。
「Aちゃん、お兄ちゃんがお迎えに来たよー。」
『はーい！ばいばい、またね！』
「ばいばい！あした！」
手を振ってばいばいした。
・
「･････は？お泊まり？」
「構いません。虎杖君のご両親にお電話しておきます。」
『うん！ありがとう！』
もぐもぐとご飯を食べる。二人。
俺の中で悶々と不満が募る。Aの就寝後、片付けをする七海の前、カウンターの椅子に座る。
「本当に行かせんの？」
「はい。虎杖君のお家とはよく交流していますので。
安心です。」
「そこじゃなくてさぁ、男の子とお泊まりって、普通は女の子同士だよ？どうすんの？恋が芽生えたら。おじちゃん寂しくなるでしょ？」
「いいえ。恋愛は人生で必要な経験値になります。かと言って不純かつ、貞操を守れない貴方の様にはならない様に、しっかりと見守るのは私の役目です。」
「地味に俺ディスんのね」
出たよ、七海の見守るスタンス。
実際結婚式とかで泣くタイプだろうし、相手が変な奴なら即絞めるクセに。厄介なのが子ども同士、しかもあの悠仁というガキは何気に近い。
「心配しなくともAはしっかり、真っ直ぐ育っています。私が心配する事は少ないでしょう。」
「･･･」
夏休みになってすぐ、Aは予定通りにお泊まりに行った。俺は俺で傑の家に泊まりに行った。
「それで？Aちゃんはいつ帰って来るの？」
「3日後、夕方頃に帰って来るって。マジでない。」
絶望感にバタッと倒れる。
「確かにあの子は可愛いよね。七海の姪っ子とは思えなかったよ。目と髪の色が一緒じゃないと他人だ。」
「一緒でも俺には違う。あー早く帰って来ねーかな」
他のガキなんて皆小猿と変わんない。
「もう6才なんだ、これからお兄ちゃん離れするよ？」
「お兄ちゃん離れはさせる。今はまだお兄ちゃんだけど」
そこそこにしときなよ、と傑の忠告は一応頭には入れておいてやった。
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とろろ芋太(プロフ) - シシマチさん» コメント返信遅くなってしまってすみません。更新ゆっくりですがよろしくお願いいたします。 (2021年7月15日 12時) (
レス) id: ac729d71ae (このIDを非表示/違反報告)
シシマチ(プロフ) - ヤクザパロとかあんまり見ないのですが、とっても面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年7月7日 14時) (レス) id: 5733ebb1d6 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ芋太(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます。まだ考えてませんが、頑張ります。よろしくお願いします！ (2021年6月4日 19時) (レス) id: ac729d71ae (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年6月1日 10時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とろろ芋太 | 作成日時：2021年5月23日 10時
