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『先輩〜!!!』
大きな声を出してレイザー先輩へと走って向かう。
普段は苦手な大声も先輩のことを思うと苦ではない。
私の声を聞いて、肩を震わせる姿は愛おしくてたまらない。
後ろから聞こえた私の声に振り向くとき水色の綺麗な髪が光に当たって輝いた。
あまりにも綺麗で綺麗で一瞬、見惚れてしまう。
仮面越しだが私を見ている先輩に感情が溢れ出す。
身体が熱く、まるで血が沸騰しているよう。
見なくても赤く染まっていると分かる、熱い頬。
「好き」や「愛してる」なんて言葉じゃ生ぬるいくらいのこの気持ちをどう表せばいいのか私には分からない。
ただ分かるのはどんな時でも先輩を見ると、幸せで自然と笑顔になってしまうと言うこと。
『先輩!!今日もかっこいいですね!超好きです!!!』
安っぽいとか言われる言葉でも、これは心からの私の想いだから。
伝えても伝えても足りなくて、更に溢れるくらいの。
まだ私に慣れてなくて耳を真っ赤にするところが好き。
尋常じゃないくらいに身体を震わすのも好き。
なのに私と話そうとしてくれるとこが好き。
高身長だし、イーストンに通ってる高学歴だし。
色素の薄い水色のさらさらした髪も、まるで先が透けてしまうような白い肌も。
見ただけで私を魅了して惹きつける究極宝石のようなその目も。
赤い高級な布地の上に星の輝きを移した黄金の宝石を乗せたような世間が嫌うその目も。
無効化+アザ2本線とか言うチートのような超強い能力も。
全部全部全部全部、大大大大大大大大大大好き!!!
もう超超超超超超超超超超超超大好き!!!
天は二物を与えずなんて言うのはきっと嘘で、先輩には二物も三物も四物も五物もそれ以上だってきっと与えてる。
倍なんかじゃ足りない。
100倍も1000倍も10000倍もそれ以上だって沢山の愛を貴方に送り続けるから、いつか私を見てください。
なんて、先輩と話している最中に思った。
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Keyboard(プロフ) - 夢主ちゃん可愛い〜……。面白い作品をありがとうございます!更新楽しみにしてます! (3月30日 8時) (レス) @page8 id: 1a8b783eaa (このIDを非表示/違反報告)
魚 - なんかもう物凄く好きです、! (3月18日 21時) (レス) @page6 id: eff965dfc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:未月 | 作成日時:2024年3月14日 21時