５１隠し事 ページ1
大「よっ、さっきぶりだな！」ニッ
変わらず太陽のような満面の笑みでこちらに向かって手を振ってきた。
土「貴様…気安く話しかけるでない！」
大「あ"ぁ"！？別に対したこと話してねーじゃねーかよ！」
A「ちょっと、二人とも落ち着いて…。」焦
え「親方様〜、A様〜、お茶をお持ちしました〜。」
A/土/大「「っ！？」」
私と土蜘蛛は慌てて座布団に腰掛け、大ガマはというと何も敷いていない畳の上にドカッと座る。
土「そ、そうか。」
シャッ
え「失礼しま〜す。…まぁ！大ガマ様いらっしゃっていたのですね〜。」
大「おう！ちょっくら土蜘蛛に話したいことがあってな。」
え「そうでしたか〜。今、お茶とお菓子をご用意いたしますわね〜。」
大「悪いな、えんらえんら。」
シャッ
…
A/土/大「っ…ハァー。」
えんらえんらがいなくなったのと同時に大きなため息が出た。
大「危機一髪ってところだったな。」
土「何を言うか。これも全て貴様のせいであるからな。」
大「な…何ぃ！？」
A「…。」
駄目だこりゃ…。誰でもいいので助けて下さい、そう切に願う。そんなカオスな状況の中、どうしても気になっていたことがあった。
A「それにしても、どうして大ガマさんがここに？」
大「おっと！危うく忘れるところだったぜ。確か、名前はAって言ってたよな？」
A「はい、そうですけど？」
大「ここでこんなことを言うのもなんだけど、土蜘蛛とはどういった関係なんだ？」
A「えっ、それは…」
土「"ただの仲間"だ。」
A「っ！」
大「ただの…仲間？」
まさかの発言に驚くも元祖軍の一員であることは決して間違ってはいない。横目で土蜘蛛を見れば小さく頷く。
A「ええ、そうよ。」
大「ふ〜ん…。」
表情からして完全に納得してはいないみたい。嘘をつくことは嫌いだけど、このピリピリした場を乗りきるためにも仕方がなかった。
大「まっ、いいや。」
いいんかい…。
大「これ以上邪魔する訳にもいかねーから、そろそろ帰るとするぜ。」
スッ
土「ふっ、貴様にしては気の聞くことが言えるようになったものだな。」
大「っ！？お前なぁ、いちいち突っ込んでくんなよ。」
続く (更新停止中)
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ぐりーん(プロフ) - 大ガマさんかっこよすぎます〜！主様の小説、一目惚れしちゃいました(><)更新待ってます (2022年11月26日 10時) (
レス) @page1 id: 7762a97d34 (このIDを非表示/違反報告)
いちは - 書いてくださってありがとうございます！！ 私も土蜘蛛が好きでこの小説を読んでいてとても楽しかったです！更新待ってます！！ (2022年3月28日 13時) (レス) id: fbaea9d3a0 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - 寒波さん» ご指摘ありがとうございます！ (2019年7月8日 15時) (レス) id: 8b1c0f6ed2 (このIDを非表示/違反報告)
寒波(プロフ) - オリジナルフラグを外して下さい (2019年7月8日 15時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅茶 | 作成日時：2019年7月8日 12時
