39大切な存在 ページ39
「ありがとうございましたー。」
プレゼント選びからおよそ三十分後、店の外に出て改めて紙袋に入った包み紙をまじまじと見る。
A「気に入ってくれるかな?」
土蜘蛛とはかなりの年の差のため、買い終わった今でも正直なところ不安な気持ちの方が勝っていた。
え「時間をかけて選んだんですもの〜。A様が買ったプレゼントなら何だって喜んでくれますわ〜。」
A「話盛りすぎなんだけど…/////」
え「うふふ、今の話は嘘じゃないわよ〜。」
からかわれているのか、いないのかは分からない。でも、彼女にはどうしても言わないといけないことが…
A「ありがとう。」
感謝という名の言葉だった。
え「っ!急にどうしたの〜?」
A「もし、えんらえんらがいなかったら、良いプレゼントを買うことが出来なかったと思うわ。」
え「本当にそうかしら〜?あたしはそうは思わないけれど〜。」
A「…えっ?」
え「A様はとても良いセンスをしているわ〜。あたしがこのプレゼントを貰ったとしたら素直に喜ぶわね〜。」
A「ふふっ、えんらえんらって本当に褒め上手ね。」
え「うふふっ♪」
ー
ケ「それって本当!?」
コ「オラ達、ちゃんとこの目で見たズラ!」
コ(次)「急いで向かわないといなくなってしまうかもしれないズラ!」
ジ「ケータ、未来ちゃん!」
ケ「うん!」
未(妹)「コマさん、コマ次郎、有力な情報をありがとう!」
小さくて可愛い妖怪ながらも兄弟の力は凄いと実感しつつ、感謝の言葉をしっかりと述べる。
コ/コ(次)「ズラ!」ニコッ
ウ「あ、あの〜、
ケ「提案?何それ?」
ウ「はぁ!?忘れたんですか?提案ですよ!提案!」
ケ「…ジバニャン、知ってた?」
ジ「う〜ん、知らないニャン。」
ウ「っ…ズコォー!!!」
まるで何もなかったかのようにドライな対応をするケータ君とジバニャン。ウィスパーはというと地面に向かって思いっ切りダイブする。
未(妹)「あはは…。」汗
可哀想と思いながらもあえて言葉には出さず、苦笑いをし場を乗り切ることにした。ごめんよ、ウィスパー…。
ケ「とりあえず、早く行こう!」
未(妹)/ジ/ウ「「うん/ニャン!/…。」」
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紅茶(プロフ) - 露芝 紅桜さん» 読んで下さりありがとうございます!物語はまだまだ続きますのでお楽しみに〜!土蜘蛛好きの方が沢山いて嬉しいです♪ (2019年4月21日 21時) (レス) id: 8b1c0f6ed2 (このIDを非表示/違反報告)
露芝 紅桜(プロフ) - いつもドキドキしながら読んでいます!土蜘蛛さん素敵ですよね。これからも頑張ってください! (2019年4月21日 21時) (レス) id: 84fb339dd8 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - キラさん» 初めまして。小説を読んで下さっていたとは…!期待に応えられるよう頑張ります! (2019年2月28日 11時) (レス) id: 8b1c0f6ed2 (このIDを非表示/違反報告)
キラ - お初にお目に掛かります。キラです。今回初めて、この小説を読みました!土蜘蛛は大好きなので、とても嬉しいです!これからも、更新を頑張って下さい!応援しています! (2019年2月28日 11時) (レス) id: 56a87d2e69 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - 夢桜さん» お気に召してもらえて良かったです!これから先どんな展開になっていくのかお楽しみに☆ (2019年2月27日 6時) (レス) id: 8b1c0f6ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅茶 | 作成日時:2019年2月17日 20時