大切な気持ち ページ48
【KAI SIDE】
あの人とヌナは結婚すると思ってた
ヌナは毎日幸せそうにしてたし
ヒョンもよく家に来て、俺にも優しくしてくれた
ちょっと口は悪いけど、それは照れ隠しでもあり
気を許している証拠だった
KI「ヌナとルハニヒョンはいつか結婚するんでしょ？」
『どうかなぁ…出来るかなぁ。』
KI「出来るかなぁって。ニヤニヤしながら言わないでよ。」
LU「え？するでしょ。」
KI「ルハニヒョンがお兄さんとか俺嫌かも。」
LU「なんでだよ。」
KI「怖いもん。」
LU「俺怖くねぇよ。」
KI「無自覚か。」
LU「んだよジョンイン…このっ。」
KI「あー！痛い痛い痛い！」
ヒョンは俺の頭に腕を回してヘッドロックをかけてくる
KI「もー痛いよヒョン。」
LU「お前が大人しくしてればいいの。」
そんな姿をヌナは幸せそうな顔で見ていた
KI「ヌナに手上げたら俺許さないからね！」
LU「そんな事するかよ。俺が倍返しされるわ。」
KI「あぁ…確かに。」
『なんだって？』
KI「あー嘘です嘘です。」
『ルハンは私には優しいもん。』
LU「ほら。」
KI「はいはい。わかりました。惚気はやめてください。」
LU「お前も早く彼女作れよ。」
KI「今はいい。面倒。」
『ジョンインあの子の事引きずってるの。』
LU「え？あのブス女？」
KI「ちょっと！ヒョン！酷過ぎねぇ？」
LU「本当の事だろ？」
KI「あーもうヒョン嫌い。」
LU「んな事言うなよ可愛い弟。」
KI「ヌナの事幸せにしてよ。」
LU「もちろん。」
KI「絶対だからね。」
LU「わかってるよ。」
KI「寂しい思いとかぜーったいにさせないでよ。」
LU「約束する。」
約束するって言ったのに
ヒョンはヌナの事を突き放したんだ
仕事が忙しいのは知っていた
でも連絡位取れるでしょ？
会えなくても電話する位の時間あるでしょ？
でもあの人は連絡すらしてこなくなった
ヌナの誕生日も忘れて
寂しい思いさせたんだ
幸せにするって約束も
簡単に破ったんだ
「そうだったんだ。」
KI「ヌナはもう恋しないと思ったんだ。
一生あの人を引きずって生きていくんだと思ってた。
その時にヒョンに出会って。
ヒョンと出会ってからのヌナは毎日幸せそうにしてるよ
家に居てもギョンスがね、ギョンスがねって
惚気を聞くこっちの身にもなってほしいよ。」
「Aはさ…俺でいいのかな？」
KI「ヒョン。少しは自分の気持ち大切にしたら？」
ヒョンは優しすぎる
優しすぎるんだよ
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作者名：SHIN
| 作成日時：2014年12月24日 16時
