ギョンス君は沼でした。3 (ページ24)

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顔がむくむページ24

頭痛い…

会社に着いて机に突っ伏す

今日も1番に到着して静かなフロアに1人

朝起きたらメイクは落ちていたし

部屋着に着替えていた

というかきっとジョンインが着替えさせてくれたんだ

ダメなヌナでごめんね

しばらくすると誰かがやって来たのかドアが開く

「A。」

この声はギョンス君

突っ伏したまま声のする方を向くと

彼のドアップ

『おわっ。』

「おはよ。酷い顔だね。」

『彼女に向かって酷い顔はないでしょ…』

「二日酔い？そんな飲んだの？」

『うん。頭痛い…ワイン。昨日はひたすらワイン飲まされた。』

「大丈夫？」

『ちょっと大丈夫じゃない。』

そう言うと髪を撫でられる

「薬もらってこようか？」

『ううん。』

「医務室行けば？」

『嫌だ。ギョンスから離れたくない。』

「もーそんな可愛い事言わないの。」

『だって…』

「頭痛いなら何か食べて薬飲みな。」

『うん…ギョンスがチューしてくれたら治るかも。』

「ねぇ、まだ酔ってるの？」

『若干？仕事始まるまでちょっと寝る。』

「ん。そうしな。」

目を閉じたら唇に暖かい感触

「誰も居なくて良かったね。」

『んふふ。』

「始まる前に起こしてあげるから。おやすみなさい。」

始業時間になっても頭痛は治まらなかったので鎮痛剤を飲んだ

時間ギリギリにやってきたルハンもかなりひどい顔をしている

『うわ。ブサイク。』

LU「Aもな。」

『ルハンほどむくんでないわ。』

LU「うるさいなぁ…ワインは次の日むくむの。」

『あのリーダーが飲ませすぎなんだって。』

LU「ほんと。あの人今日会社来てんのかな？」

『サボってたら鉛筆削りのカスカバンに入れてやる。』

LU「うわ…陰湿…お前ほんと陰湿。」

『地味にダメージ大きいよね。削りカスもすごいし、真っ黒になるし…』

LU「Aを敵に回すのやめよ。」

『じりじり攻めていくからね。最初は穴あけパンチのゴミからだから。』

LU「あーそれもうざいわ…」

デザインアワードをきっかけにルハンとの仲は昔のように戻っていた

恋愛感情は無いけど

よき理解者、よき友人として

今回も辛い時も傍で支えてくれたのは

ルハンだったのは間違いなかった

LU「ん？何？」

『ううん。つくづくブサイクだなぁって思って。』

LU「お前ほんと…」

『嘘嘘。ルハンさんかっこいー。』

LU「逆にムカつくわ。あー頭痛い…」

お互いむくんだ顔

おかしくて指を指しあって笑った