ギョンス君は沼でした。 (ページ47)

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一人に…してページ47

【D.O. SIDE】

仕事納めの今日は取引先のあいさつ回り

何社も回って会社に戻って来た時、うちの営業車が駐車場に止まっていた

あれ？ジョンデさんだ

目を凝らしてみるとジョンデさんは助手席の方に手を伸ばしていた

だんだんと車に近づくと助手席み見える人影

あれ…Aさん…

ジョンデさんはAさんの頬を撫でていた

え…どういう…

僕は急いでその場から離れた

ジョンデさんとAさんは何してるの？

頭がパニックでわけがわからない

手もしびれてきた

SH「ギョンス？」

「あ、戻りました。」

XI「どうした？顔が真っ青だぞ。具合でも悪いのか？」

「いやっ…大丈夫です。」

SH「ジョンデたちもそろそろ買い出しから戻るから納会の準備しましょうか。」

XI「そうだな。」

あ、二人で買い出しに行ったのか…

だから助手席に

でもなんでジョンデさんがAさんの頬を撫でて…

Aさんは拒否しなかったの？

『戻りましたー。』

SH「おかえり。どう？混んでた？」

『年末はやっぱりどこも混んでました…』

XI「じゃぁうちのチームのもあっち持って行くか。」

CE「はーい。」

『ギョンス君おかえり。』

「…」

ねぇ…二人で何してたの？

俺に隠れてそういう関係なの？

『ギョンス君？』

「あ…お疲れ様です。」

俺は席を立ってフロアを出た

この怒りの矛先はどこに向けたらいい？

ものモヤモヤはどこにぶつけたらいい？

エレベーターホールのベンチにとりあえず座った

あの場に居たらおかしくなりそうで…

『ギョンス君…』

なんでこんな時に…

今はちょっと会いたくないんだけど…

『具合…悪いの？』

「いや…」

『どうしたの？』

「なんでもないです。準備しなくていいんですか？」

『するけど…』

「ちょっと1件電話したいんで終わったら行きますから。」

『…うん。』

Aさんから離れて携帯を触る

かけるところなんてどこもないけど

今はちょっと一人になりたかった

少し時間を空けて戻ると納会の準備が進んでいた

XI「ギョンス平気か？」

「あ、大丈夫です。僕は何を…」

CE「じゃぁこのオードブルそこに並べて。」

二人が笑いあってるのを見るだけで

胸の奥がチクチク痛み

ただ話してるだけでイライラする

やっぱりジョンデさんはAさんの事が好きなんだ

Aさんは？本当は僕じゃなくてジョンデさんが好きなの？