ギョンス君は沼でした。 (ページ25)

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一大事ですページ25

プレゼンが明後日に迫った日の夜

指定されたモデルルームに家具を搬入して

ようやく完成と言う時に事件は起こった

XI「あれ？ソファーこんな色じゃないよな？」

SH「確かオフホワイトのはずですが…」

CE「ギョンスこれどうなってんの？」

「あ…えっと…」

ソファーの発注をかけたのはギョンス君だった

「すみません…色間違えました。」

XI「え…」

「本当にすみません。確認ミスです。」

SH「とりあえず業者オフホワイトあるか確認して。」

「は、はい。本当にすみません。」

CE「謝るのはあと、急いで。」

ギョンス君は慌てて業者に連絡をする

ただでさえみんな疲れが溜まってきた頃だったので

現場の雰囲気はピリピリしていた

「あ、ありました。これから取りにいきます。」

SH「取りに行くって…どこに。」

「江原道の倉庫にあるそうです。」

XI「配送業者は？」

「年末は混んでて明後日には間に合わないって。」

CE「まじかよ…」

「取りに行かせてください。」

XI「Aちゃんもお願いしていい？」

『はい。ここはお願いします。

ギョンス君レンタカー借りに行くよ！』

「は、はい。」

軽トラックを借りてそのまま江原道へ

動揺しているギョンス君には運転させられないので

私が運転する。あーオートマ車で良かった

「すみません…」

『何が？』

「僕のミスです。」

『ちゃんと確認しなかったのは良くなかったね。』

「はい。」

『在庫はあるんだし、ドライブドライブ。』

「…」

『片道3時間位でしょ？近場にあって良かったね。』

「本当にすみません。」

『もう大丈夫だよ。ほら。』

信号待ちで私の携帯をギョンス君に渡す

そこにはミンソクさんから届いたメッセージ

“こっちは平気だから気を付けて。

搬入終わってるから少し落ち着いてるし

ギョンスのフォローよろしく。”

『はい、次ジュンミョンさん。』

“ギョンス動揺してるだろうからフォローしてあげて

気を付けてね。こっちの心配はいらないよ。”

『見た？はい次。』

“ギョンスを慰めついでに手出すなよー”

『あ、ジョンデのはダメ！』

「え…見ちゃいましたけど…。」

『あいつ…わ、わかったでしょ。

大丈夫だよ。こういう事は毎年あるから。』

「良かったです僕…このチームで。」

さっきまで真っ青だった彼の顔に少し笑顔が戻ってきた

私もこのチームで良かったよ。